イスラエル軍がヨルダン川西岸地区のヘブロンを封鎖、兵士2人が死亡

イスラエル軍は、10月23日に兵士2人が殺害されたことを受け、ヨルダン川西岸地区で集団的懲罰を開始した。
住民全員を強制的に退去
イスラエル軍によると、兵士への襲撃は23日に、アサルトライフルと拳銃で武装した男2人によって行われたという。
イスラエルナンバーの車を運転していた男たちが、ヨルダン川西岸地区南部のヘブロン郊外にある臨時検問所で兵士に停車を命じられた後、発砲。20分間の銃撃戦の末、2人の男たちは死亡したそうだ。
この襲撃により、イスラエル軍の兵士2人も死亡、3人が負傷した。
この事件を受け、イスラエルのネタニヤフ首相は、ヘブロンと近隣の町、Halhulを包囲すると発表し、武装集団の居住地域に住む、住民全員を強制的に退去させると明らかにした。
その後、銃撃現場近くでブルドーザーがパレスチナ人の家屋を取り壊しはじめたが、その建物の所有者と襲撃犯との関連性は示されていない。
Israel has imposed a lockdown across the occupied West Bank after a shooting near Hebron killed two Israeli soldiers. Israeli forces raided Palestinian homes and arrested residents.
Prime Minister Benjamin Netanyahu threatened a military operation on a scale unseen since 1967. https://t.co/ESjkpYm90j
— Al Jazeera English (@AJEnglish) October 23, 2026
大規模な強制移住と家屋の破壊を指示
イスラエル・カッツ国防相は、さらなる大規模な解体と強制移住を行うと宣言。彼は、ヘブロンも北部のジェニン難民キャンプと同様になるとし、次のように述べた。
「ジェニン難民キャンプのモデルが、ヘブロンにやってくる。今日テロリストが出現したヘブロンのすべての部族居住区から、住民が避難させられる。ガザ地区やレバノンと同じように」
ジェニン難民キャンプでは、すでに約2万人が家を追われており、ヘブロンはヨルダン川西岸地区最大のパレスチナの都市で、人口は約25万人もいる。
イスラエルのネタニヤフ首相も、1967年にイスラエル軍がパレスチナの領土を占領し、約30万人のパレスチナ人を強制的に追放して以来、ヨルダン川西岸地区で最大規模の軍事作戦の計画が策定されたと発表した。
その上で、ネタニヤフ首相はヘブロンでの大規模な強制移住と家屋の破壊、そしてヨルダン川西岸地区におけるイスラエルの入植地を拡大すると約束したという。
イスラエルでは10月27日に、総選挙が行われる予定となっている。
ほとんどの世論調査では、ネタニヤフ首相の連立政権が120議席のクネセト(議会)で過半数を失うと予測されているが、ユダヤ系イスラエル人の野党連合も政権樹立に必要な61議席に届かない見込みとされている。
米・イスラエルがイランへの攻撃を準備か?
一方、アメリカではイスラエル国防軍とアメリカ軍が、今後数週間以内にイランへの共同攻撃を再開する計画を策定したと報じられている。
その報道によれば、イランへの攻撃は、ほぼ確実にアメリカの中間選挙後に行われる見込みだという。
アメリカのトランプ大統領も10月23日、フロリダ州の選挙集会で演説し、「我々はもう一度、Epic fury作戦を行うかもしれない」と述べた。(了)
出典元:The Guardian:Israel launches collective punishment campaign in Hebron after two soldiers killed(10/23)
出典元:Aljazeera:Live: Israel locks down West Bank as Trump says ‘may’ launch Iran strikes(10/23)


























