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イスラエル軍が再びガザ地区の難民キャンプを攻撃、30人以上の民間人が死亡

イスラエル軍が再びガザ地区の難民キャンプを攻撃、30人以上の民間人が死亡
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イスラエル軍がガザ地区にある難民キャンプを攻撃し、多くの民間人が犠牲になった。

 

38人が死亡、数十人が負傷

 

ガザ地区の保健省によれば、11月4日にイスラエル軍の戦闘機がアル・マガジ難民キャンプへ空爆を行い、38人が死亡、数十人が負傷したという。

 

保健省の報道官であるアシュラフ・アル・クドラ氏は、「ガザ地区中部のアル・マガジ難民キャンプでのイスラエル軍による虐殺で、al-Aqsa Martyrs病院に30人以上(死者)が到着した」と述べた。

 

「ハマス」もこの攻撃について、イスラエル軍が家を直接攻撃したと非難。死者のほとんどは、女性と子供だったと主張した。

 

ジャーナリストや住民が証言

 

トルコ・アナドル通信社に勤務するジャーナリストのMohammed Alaloulさん(37)も、「イスラエル軍の空爆でアル・マガジ難民キャンプにある、私の近所の家が標的となり、隣の家は半壊した」と語っている。

 

AlaloulさんはAFP通信に対し、13歳の息子アハメド君と4歳の息子カイス君が、彼の弟とともにこの攻撃で死亡したと語った。 また彼の妻、母親、そして他の2人の子供が負傷したと述べている。

 

近くの病院にいたAP通信の記者も、この攻撃後に赤ん坊を含む8人の死んだ子供が、病院へ運ばれていくのを見たと伝えている。

 

そして生き残った子供たちの服は埃にまみれ、廊下に寝かせられ、顔にはショックを受けた表情を浮かべていたという。

 

この難民キャンプに住む、アラファト・アブ・マシャイアさんは、イスラエル軍の空爆により、人々が避難していた複数階建ての家々が破壊されたとし、「これは本当の虐殺だ。ここにいる人たちはみんな平和な人たちだ」と訴えた。

 

イスラエル軍はアル・マガジ難民キャンプへの空爆を確認しておらず、軍報道官は当時、同地域で部隊が活動していたかどうか、調査中であると述べたそうだ。

 

多くのジャーナリストが死亡、国連施設も被害

 

ジャーナリスト保護委員会によれば、1992年に監視を開始して以来、イスラエル・ハマス紛争では、他のどの紛争よりも多くのメディア関係者が殺害されたという。

 

11月3日の時点で、殺されたメディア関係者は36名。パレスチナ人31人、イスラエル人4人、レバノン人1人が死亡したそうだ。

 

また10月7日以降、ガザ地区全域でパレスチナ難民のために設置された、国連機関に属する施設、合計48の施設が被害を受けたという。

 

さらに国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が11月5日に発表した内容では、ガザ全域で150万人近くのパレスチナ人が避難し、パレスチナ人のほぼ半数がUNRWAの149施設に避難しているそうだ。

 

フランスのカトリーヌ・コロンナ外相は11月5日、カタールのドーハで行われた共同記者会見の場で、「イスラエルによるガザ攻撃で、あまりにも多くの民間人が死亡した」と述べたという。

 

また「学校、病院、人道支援活動家、ジャーナリストは保護されなければならない」と訴えたそうだ。(了)

 

出典元:The Guardian:Israel-Hamas war live: Israel launches major strikes on Gaza as Netanyahu again rules out ceasefire(11/5)

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