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フランスなどのデモがヨーロッパに波及、生活費高騰や住宅問題で抗議

フランスなどのデモがヨーロッパに波及、生活費高騰や住宅問題で抗議
X_@Maks_NAFO_FELLA

スペインとフランスを揺るがした激しい抗議デモは、イタリアやポルトガルへも波及し、各地で参加者が警察と衝突した。

 

イタリアで生活費高騰への抗議デモ

 

イタリアのミラノでは10月17日、生活費高騰への抗議デモが平和的に行われたが、その後、覆面をした暴徒が機動隊に石や舗装ブロックを投げつけ、バリケードに火を放つ事態に発展したという。

 

警察は放水銃と催涙ガスを使って群衆を解散させたが、一部の店では略奪行為も行われたそうだ。

 

この抗議デモにより、少なくとも2人の警察官が負傷し、未成年者を含む約50人のデモ参加者が拘束された。

 

イタリアのメローニ首相は、人々にデモを行う権利があると認めつつも、「都市に火をつけることは権利ではない」と批判。SNSにも「フーリガンたちがデモを悪用し、混乱を引き起こし、治安維持に携わる人々を攻撃し、都市全体を人質に取った」と投稿した。

 

ポルトガルでは住宅危機と生活費高騰へのデモ

 

ポルトガルでも17日には、住宅危機と生活費高騰への対策を求めるデモが行われ、首都リスボンには全国から数千人が集まり、デモ行進を行ったという。

 

また夜には、リスボンの中心地にあるロシオ広場に、数百人のデモ参加者が集結。その場所にテントを張り、夜通し留まることを誓ったそうだ

 

 

デモに参加したソーシャルワーカーの女性、エレナ・コスタさん(46)は、次のようにメディアに語った。

 

「税金を納め、この国を支えているポルトガルの社会階級は攻撃を受け、権利、特に住居権を失いつつあります。だからこそ、私たちは皆ここに集まり、息苦しさを訴えようとしているのです」

 

またエンジニアの男性、アントニオ・マルガドさん(52)は、「家賃の全面的な自由化」を批判。「家主はますます保護される一方で、家を必要とする借家人は、ますます保護されなくなっている」と語った。

 

公式の住宅データによると、ポルトガルの住宅価格は、2015年から2024年の間に124%も上昇したという。

 

アルバニアでも教育を巡りデモ

 

バルカン半島にあるアルバニアでも先週、暴力的なデモが発生し、大学の環境や高額な授業料に憤慨したデモ参加者たちが、エディ・ラマ首相の辞任を要求した。

 

デモ参加者たちは警察に向かって石や火炎瓶、金属片、花火などを投げつけ、車やゴミ箱に火を放ち、バリケードを作って警察の進軍を阻止したそうだ。

 

数百軒の商店が破壊・略奪される

 

フランスでは、学校の環境改善を求める高校生のデモが行われたが、そこに生活費高騰への対策を求める「イエローベスト」運動の労働者などが加わった。

 

そして10月17日には、各地で高校生を支援するデモ隊と警察が衝突。国内で1200人以上が逮捕されたという。

 

その後、一部のデモは暴徒化し、建物が放火され、商店が略奪された。フランスのマクロン大統領は17日、公共施設が放火され、数百軒の商店が破壊・略奪されたため、全国各地の都市で少なくとも2400人が逮捕されたと明らかにした。

 

 

またマクロン大統領は、生活費高騰や教育制度について要求する、真摯で平和的なデモ参加者と、「破壊行為、略奪、強奪」を行う者たちを区別する必要があるとの見方を示している。(了)

 

出典元:The Guardian:‘We are suffocating’: protests spread to Lisbon and Milan as housing and living cost tensions intensify(10/18)

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