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ドイツのミュンヘンで安全保障会議を開催、世界の指導者、軍人、外交官が集結

ドイツのミュンヘンで安全保障会議を開催、世界の指導者、軍人、外交官が集結
Twitter/Munich Security Conference

ドイツで2月17日、ヨーロッパの安全保障状況について話し合う「ミュンヘン安全保障会議」が開催された。

 

「スピードが必要だ」

 

この会議は19日まで行われ、アメリカやヨーロッパ、中国など約100カ国から約40人の首脳や政治家、安全保障の専門家が出席する予定とされている。

 

ウクライナのゼレンスキー大統領は、この会議のビデオ演説で、ウクライナへの支援を加速させる必要があると主張。次のように述べた。

 

「我々は急ぐ必要がある。協定締結のスピード、納入のスピード、ロシアの潜在力を制限するための決断のスピードが必要だ」

 

またゼレンスキー大統領は、西側諸国の武器支援が遅れた場合、ロシアが隣国のモルドバに侵攻する可能性があると警告。

 

さらにベラルーシの世論調査でも、国民の80%が戦争の参加を望んでいないと主張し、「もしベラルーシがロシアの軍事侵攻に参加すれば、歴史的な過ちを犯すだろう」と述べたという。

 

FBが反モルドバ政権の広告を掲載

 

そのモルドバでは、フェイスブックがロシア政府とつながりのあるオリガルヒ、イラン・ショール氏の広告を掲載していたことが明らかになった。

 

この広告は、ショール氏の政党をPRするものとみられ、インフレと燃料価格の上昇に対する怒りを利用し、国民に対しモルドバの親欧米政府に対するデモを促す内容だったと見られている。

 

最終的にこの広告はフェイスブックから削除されたが、モルドバ国内では、それまでに数百万回も視聴されたという。

 

ロシアがモルドバ政権打倒を計画

 

実は以前、ウクライナのゼレンスキー大統領は、モルドバ政府を倒すための、ロシア情報機関の計画を発見したと明らかにしていた。

 

その数日後(2月10日)、実際にモルドバのガブリリツァ首相が辞任し、大統領補佐官で元内相のドリン・レチャン氏が後任候補に指名された。

 

モルドバはEU加盟候補国になっており、ロシア側はモルドバのEU加盟阻止を目論んできたと言われている。

 

モルドバのサンドゥ大統領は2月13日、ロシアが外国の妨害工作要員を使って、モルドバの指導者を倒し、EUへの加盟を阻止し、ウクライナとの戦争に利用しようと計画していると非難したという。

 

また16日には「(ロシアによる)不安定化の試みは現実であり、我々の組織にとって、これは真の挑戦である」と述べたそうだ。

 

今回のフェイスブックの広告も、ロシア政府が東欧の政府を弱体化させるために、ソーシャルメディア・プラットフォームの欠陥を利用し、経済的・社会的不安定を武器にして、いかにプロパガンダや偽情報を広めてきたかを物語るものだと考えられている。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: Zelenskiy says it is ‘obvious’ Putin will not stop with Ukraine; Macron calls for more military support – as it happened(2/17)

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