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ロシア軍がセベロドネツク近郊の村を掌握、南部の島では大きな損失

ロシア軍がセベロドネツク近郊の村を掌握、南部の島では大きな損失
Twitter/Serhiy Hayday

ウクライナ東部の重要都市・セベロドネツク近郊の村が、ロシア軍のコントロール下に置かれた。ドンバス地方では、依然ウクライナ軍が厳しい戦いを強いられている。

 

ロシア軍がトシュキフカ村を占領

 

ウクライナのセベロドネツク管区軍政部、ロマン・ブラセンコ部長によれば、ロシア軍はトシュキフカ村(Toshkivka)を占領したという。

 

トシュキフカ村はセベロドネツクの南、25kmに位置し、ウクライナ軍は数週間にわたってロシア軍に対し激しい抵抗を行ってきたそうだ。

 

またロシア軍はさらに進軍を続け、その後Pidlisne村とMala Dolyna村も占領したという。

 

ブラセンコ部長は、ドンバス地方をめぐる戦いは「今や本格化」しており、この地域全体が「ウクライナとロシア軍との戦闘の震源地」になっていると述べた。

 

また親ロシア派の武装勢力も20日、トシュキフカ村を奪取したと明らかにしていた。

 

ウクライナ軍がスネーク島を空爆

 

一方、ウクライナ軍は南部の黒海に浮かぶ島「スネーク・アイランド(Zmiinyi島)」を空爆したという。

 

ウクライナ軍の南部作戦司令部はフェイスブックへの投稿で、ロシア軍に「大きな損失」をもたらしたと発表。

 

同島では「様々な戦力を使った狙い撃ち」を行ったとし、軍事作戦は現在も「継続」していると説明している。

 

 

一方、ウクライナ軍は先日、クリミア半島沖にある石油掘削施設を攻撃したが、親ロシア派の関係者によると、施設では火災が発生し、火が油井に接近しているという。

 

この攻撃により、3人が負傷し、7人がまだ行方不明だと伝えられている。

 

大規模な動員が行われる可能性

 

ロシア国内に関して、西側諸国の関係者によれば、ロシア政府が貧しい地域の人々をウクライナで戦うために募集しており、今後国内で大規模な動員が起ころうとしているという。

 

またこの関係者は、ロシア国内でプーチン大統領の健康状態についてさまざまに語られ、誰が彼の後継者になるかについて多くの憶測があると述べている。

 

しかしロシア大統領の地位が「直ちに脅かされることはないようだ」との見方を示した。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: ‘significant losses’ to Russian forces in Snake Island airstrikes, says Ukraine – live(6/21)

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