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患者の筋肉内に無数の幼虫が寄生していた、X線画像に医師も驚愕

患者の筋肉内に無数の幼虫が寄生していた、X線画像に医師も驚愕
X/Sam Ghali, M.D. @EM_RESUS

アメリカのある医師がおぞましいレントゲン写真を、Xでシェアした。人の体の中に巣喰う、おびただしい数の寄生虫の幼虫が写っている。患者は、自分の体がそんなことになっているとは気づいていなかったそうだ。

 

腰を痛めて来院した患者

 

画像をシェアしたのは、フロリダ大学のSam Ghali医師。その患者が彼のもとを訪れたのは、寄生虫とは全く関係ない症状、転んで腰を痛めたということが理由だった。

 

彼の投稿は、画像を映した3分ほどの動画。投稿文には「これは私が今までに見たレントゲン写真の中で、最も異常なものの一つだ」と書かれている。

 

映っているのは、患者の太ももと腹部の、ありとあらゆる場所に米粒のような寄生虫の幼虫がいる様子。筋肉の柔らかい部分の「どこもかしこも幼虫がいて、数がおびただしく、数えることができない」と、Ghali医師は動画の中で言っている。

 

 

有鉤条虫の幼虫

 

それにしても、これは何の幼虫なのか? Ghali医師は「有鉤条虫の幼虫で、有鉤嚢虫と呼ばれるもの」だと言う。体内にこの幼虫(嚢虫)が宿った状態が嚢虫症なのだそう。

 

有鉤条虫はいわゆるサナダムシの一種で、豚や牛に寄生している。その肉をよく火を通さずに食べると、人体に入った卵が孵化し、腸壁を破って体内に侵入し、嚢胞を作る。1匹の有鉤条虫は、1度に5万個の卵を産むと言われる。

 

意外なことだが、Ghali医師によれば、体内に有鉤嚢虫がいるというだけで大きな症状が出ることはないとのこと。しかし「問題は、嚢虫が脳にまで移動し、そこにとどまってしまった場合で、そうなると非常に厄介」らしい。例えば頭痛や意識の錯乱、てんかんの発作、そして最悪、死に至る場合もあるそう。

 

Ghali医師は投稿を見た人たちに向けて、こうアドバイスする。

 

「いつも清潔さを保ち、手を洗い、どんな場合でも決して、決して、生や生焼けの肉を食べないこと。これは、あなたの友人たちにも伝えておいて欲しい」(了)

 

出典元:The Western Journal:Nightmare Creatures: Doctor Astonished After Patient’s X-Ray Shows Body Infested With ‘Innumerable’ Larvae(2/2)

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