1000年に1度の大洪水が発生する可能性、米の気象予報が警告

アメリカ中部で、今後大規模な洪水が起きる可能性があるとして、気象予報士たちが警告している。
5日間で4カ月分の雨量
天気予報のウェブサイト「AccuWeather」によれば、今週、アーカンソー州北東部からケンタッキー州西部にかけて、集中豪雨と雷雨が繰り返され、1000年に1度の洪水が発生する可能性があるという。
また最も被害が大きい地域では、わずか5日間で4カ月分の雨量が降ると予想しているそうだ。
「AccuWeather」の主任気象学者であるジョナサン・ポーター氏は、声明で次のように述べている。
「命を脅かす歴史的な鉄砲水のリスクを懸念しています。これが大規模な河川氾濫に発展する可能性もあります。これほど深刻な鉄砲水の脅威があれば、危険な状況が、ほんの数秒で命を脅かす緊急事態にエスカレートする可能性があります」
国立気象局も大雨を予想
またアメリカの国立気象局も、4月2日から4月6日にかけて大雨が降り、特にオハイオ州南部、ミッドサウス、アーカンソー州で広範囲にわたる鉄砲水が発生すると予想している。
雨は熱帯地方から、熱と水蒸気を運ぶ細長い大気圏を通って、アメリカ中部に流れ込んでおり、その流れは週末にかけて減速し、事実上停滞すると予想されているという。
このような気象パターンは大気中の交通渋滞のようになり、同じ地域で雷雨と豪雨が繰り返され、大規模な洪水を引き起こす原因となるそうだ。
「AccuWeather」によると、アーカンソー州やミズーリ州、テネシー州、イリノイ州、インディアナ州、ケンタッキー州の一部では、4月3日から5日にかけて、最大1.5フィート(約500mm) の雨が降ると予想されているという。
しかもこれらの地域の一部は、今年すでに致命的な洪水に見舞われており、特にケンタッキー州では2月の洪水により、少なくとも24人が死亡した。
そのため「AccuWeather」のポーター氏は、被災した地域の人々に対し、高台に避難する準備をしておくべきだと指摘している。(了)
出典元:Livescience:‘Be ready to move quickly to higher ground’: Forecaster delivers ominous warning of 1-in-1,000-year flood coming for central US(4/2)