白く輝く石灰華段の丘、トルコ「パムッカレ」のドローン映像が美しい
地球を旅する冒険家がトルコで美しい景色を撮影し、その映像が動画サイトで紹介されている。
トルコの「パムッカレ」を訪問
この撮影を行ったのは、ニュージーランド出身のBridget Thackwrayさん(26)だ。
彼女はパートナーのTopher Richwhiteさんと共に「Expedition Earth」という企画で、世界を旅して回り、さまざまな場所を紹介してきた。
そして今年の初め、2人はトルコ西部にあるパムッカレを訪問。白い幻想的な丘を歩く様子を、ドローンで撮影した。
「乾いた塩のよう」
このパムッカレはトルコ語で「綿の城」と呼ばれており、ここが綿の一大生産地だったことから名づけられたと考えられている。
棚田のように見えるものは石灰華段(丘)と呼ばれ、温泉から湧き出した湯の中にある炭酸カルシウム(石灰)が沈殿し(石灰華:トラバーチン)、それが堆積することによって形作られたという。
畔になっている部分は、流れてきた異物(植物片)などが引っ掛かり、そこに石灰が付着して固まり、堤のようになっていくそうだ。
そこを流れる水は白く輝き、このような景観が200mの高さまで連なっていると言われている。
Bridgetさんはその岩の上を裸足で歩いているが、まるで乾いた硬い塩のように感じたと語っている。
このパムッカレはユネスコの世界遺産に登録されており、丘の頂きにはローマ帝国の温泉保養地として栄えたヒエラポリス遺跡もあるという。(了)
出典元:Caters Clips:Walking Over Spectacular White Terraces(12/20)