IS戦闘員の花嫁になった16歳のドイツ人少女、モスルで拘束される【動画】
IS戦闘員の花嫁になるためにドイツを旅立っていた16歳の少女が、イラクのモスルで拘束され、その様子を写した動画が公開された。
15歳でチェチェン人の戦闘員と結婚
その少女の名前は「Linda Wenzel」。彼女は昨年、イスラム過激派のメンバーからネットで勧誘され、戦闘員の花嫁になるためドイツを出発したという。
そしてイスラム教に改宗した後、イラクの戦闘地域に入り、15歳でチェチェン人の戦闘員と結婚。しかしまもなく相手の男は空爆で死亡したと言われている。
やがてイラク軍によってモスルがISISから奪還された7月、彼女はヘリコプターの攻撃により太ももを負傷し、隠れ家に潜んでいるところをイラク軍兵士によって発見されたそうだ。
イラク兵士に囲まれ連行されていく
その後、少女は隠れ家から引きずり出されて連行されるが、その時の様子が動画で公開された。
映像の中の少女はイラク兵に付き添われて道を進んでいくが、同時に周りにいる兵士らからも冷やかされている様子が写っている。
そして負傷した太ももが痛むのか、時折苦痛に満ちた叫び声を上げていた。
ISISに加わったことを本人は後悔
彼女は名前を「Mariam」と変えており、7月に拘束されてから仮設の拘置所へ連れて行かれたとか。
そして現在も調査が進められているらしく、ISISに加担するなどの罪が明らかになれば、死刑に処される可能性があるという。
ドイツ政府はできれば少女を死刑にさせず、本国へ連れ帰り、裁判を受けさせたいと願っているが、まだイラク政府とは何の合意にも至っていない。
また少女も先日受けたメディアの取材で、今ではISISに加わったことを後悔しており、Pulsnitzに住む自分の家族の元へ帰りたいと語ったそうだ。
しかし現時点では少女が実際に暴力に加担したのか、またはISISでどんな役割を果たしていたのかは明らかになっていないという。(了)
出典元:METRO:Girl who fled Germany to join Isis faces execution as video of capture emerges(8/7)