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イスラエル兵が軍用犬を使い、ガザ地区に住む高齢女性を襲撃

イスラエル兵が軍用犬を使い、ガザ地区に住む高齢女性を襲撃
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イスラエル兵が軍用犬で、ガザ地区に住む高齢者の女性を襲撃する、ショッキングな映像がネット上に浮上している。

 

動画には泣き叫ぶ女性の姿

 

その映像が撮影されたのは、ガザ地区北部のジャバリア難民キャンプで、当時高齢者の女性は自宅の寝室で寝ていたという。

 

そこへイスラエル兵が現れ、自宅から退去するよう要求。女性がその命令を拒むと、イスラエル兵は軍用犬をけしかけ、襲わせたそうだ。

 

女性は軍用犬に手をかまれ、玄関まで引きずられたという。軍用犬に取り付けられたカメラの映像にも、泣き叫ぶ女性の姿が映っていた。

 

 

高齢者の女性は手に傷を負ったが、付近に病院がないため、現在も治療を受けられていない。

 

ガザ地区全域に攻撃

 

イスラエル軍は6月26日にも、ガザ地区全域に攻撃を加え、数多くのパレスチナ人が殺害された。

 

25日に攻撃を受けたガザ地区北部のベイト・ラヒヤでは、これまで犠牲者の数は不明なままだったが、死者が15人に上っているという。その中には女性や子供も含まれている。

 

また北部のジャバリア難民キャンプでも、イスラエル軍の攻撃が行われ、犠牲者が出ているようだが、まだ詳細は分かっていない。

 

中部のヌセイラト難民キャンプでも、イスラエル軍が住宅を砲撃。それにより少なくとも5人が死亡し、負傷した数十人が病院で治療を受けているそうだ。

 

人々が帰還し始めている南部のハンユニスでも、イスラエル軍が攻撃を行っており、ハンユニスの東部にあるKhuza’aの町では、住宅用のビルが砲撃され、2人のパレスチナ人が死亡した。

 

ガザ地区の保健当局が26日に発表した内容によれば、イスラエル軍の攻撃により、過去24時間で60人のパレスチナ人が死亡、140人が負傷したという。

 

ヨルダン川西岸の住宅を破壊

 

パレスチナの通信社「Wafa」によれば、26日にはヨルダン川西岸地区の各地で、イスラエル軍が、パレスチナ人の住宅17軒を破壊したという。

 

今月だけでイスラエル軍は、ヨルダン川西岸地区でパレスチナ人の建築物47軒を破壊。これには居住用の住宅35軒も含まれているそうだ。

 

またイスラエル軍は26日にも、レバノン南部の町、Bint Jbeilの郊外に砲撃を行い、火災が発生した。レバノン南部にある国境沿いの町、キアムにも2日連続で砲撃を加えている。

 

レバノンの保健省によれば、ガザ侵攻以来、レバノン南部で435人が死亡、少なくとも1366人が負傷したという。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel war on Gaza live: Israeli attacks across enclave kill 60 people(6/26)

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