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イスラエル軍がガザ地区の民間防衛隊を直接攻撃、隊員やジャーナリストが死亡

イスラエル軍がガザ地区の民間防衛隊を直接攻撃、隊員やジャーナリストが死亡
X_Quds News Network

イスラエル軍は12月15日、空爆に曝された人々を救助してきた民間防衛隊を攻撃し、隊員やジャーナリストらを殺害した。

 

イスラエル軍が本部を直接空爆

 

イスラエル軍は15日、ガザ地区中部のヌセイラト難民キャンプにある、民間防衛隊の本部を直接空爆したという。

 

この攻撃により民間防衛隊の隊員5人と、中東メディア「アルジャジーラ」のジャーナリスト、Ahmed Al-Louh氏が死亡した。

 

またこの攻撃では民間人6人と、民間救急サービスの責任者、Nedal Abu Hjayyer氏も殺害されており、民間救急サービスのZaki Emadeldeen氏は、病院で記者たちに次のように語った。

 

「ヌセイラト難民キャンプの民間救急本部は、隊員が待機している間に攻撃を受けました。彼らは人々のために24時間体制で働いています。民間救急サービスは人道的なサービスであり、政治的ではありません。彼らは戦時中も平時も人々のために働いています」

 

「アルジャジーラ」は殺害を非難

 

Al-Louh氏は「アルジャジーラ」のカメラマンとして働いており、2023年10月に始まったガザ侵攻以来、パレスチナの民間防衛隊に同行して取材していたという。

 

また15日に殺害された時も、記者用ベストとヘルメットを着用しており、先週もパレスチナ人ジャーナリストが数人殺され、これまで195人のジャーナリストがイスラエル軍によって殺害されている。

 

「アルジャジーラ・メディア・ネットワーク」は、Al-Louh氏の殺害を非難し、人権団体やメディア団体に対し、イスラエル占領軍によるジャーナリストの冷酷な組織的殺害、国際人道法に基づく責任の回避を批判し、この凶悪犯罪の加害者を裁きにかけるよう求めた。

 

ガザ地区各地でも犠牲者が多数

 

ガザ地区各地でもイスラエル軍の攻撃が続いており、15日には北部のガザ市西部で、支援物資を運ぶトラックを護衛していた人々が空爆を受けたという。

 

これにより数人が死亡または負傷したとされているが、正確な数字はまだ明らかにされていない。

 

また同じくガザ市では、イスラエル軍が3回も空爆し、少なくとも11人のパレスチナ人が死亡。ガザ地区北部の町、ベイト・ラヒヤ、ベイト・ハヌーン、ジャバリア難民キャンプでも、住宅群が爆撃または放火され、9人が死亡したそうだ。

 

ベイト・ハヌーンにある学校「Khalil Oweida School」も15日の早朝、イスラエル軍の襲撃を受け、少なくとも15人のパレスチナ人が殺された。

 

ガザ地区南部のラファでも、イスラエル軍のドローンによる攻撃で2人が死亡。南部のハンユニスでも、パレスチナ人の死亡が確認されている。

 

ガザ地区の保健当局によれば、昨年の10月以降、少なくとも4万4976人のパレスチナ人がイスラエル軍によって殺害されたという。(了)

 

出典元:Aljazeera:Palestinian journalist, Gaza Civil Defence workers killed in Israeli strike(12/15)

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