Switch news

知っておきたい世界のニュース

レバノン南部で戦闘が激化、「ヒズボラ」がイスラエル軍を押し返す

レバノン南部で戦闘が激化、「ヒズボラ」がイスラエル軍を押し返す
X_Al Jazeera English

レバノン南部では、シーア派武装組織「ヒズボラ」と、イスラエル軍との間で激しい戦闘が行われているという。

 

イスラエル軍を撃退したと主張

 

イスラエル軍は10月1日、レバノン南部で「限定的」な地上侵攻を開始すると述べ、以来「ヒズボラ」の戦闘員と激しい戦いを繰り広げている。

 

「ヒズボラ」側は10月2日、レバノン南部の町、OdaissehとYarounで、イスラエル軍を撃退し、損害を与えることに成功したと発表した。

 

また「ヒズボラ」はKfar Kila村の外にある建物を爆発させ、当時内部にいたイスラエル軍の歩兵部隊全員が死亡したと明らかにした。

 

さらに国境の東側にある村、Maroun al-Rasでも待ち伏せ攻撃を行い、イスラエル軍の戦車「メルカバ」3台を、誘導ロケット弾で破壊したと発表した。

 

「ヒズボラ」はイスラエル軍を押し返すことに成功したと主張しており、今回の攻撃を「戦略的勝利」とみなしているという。

 

イスラエル兵、8人が戦闘で死亡

 

イスラエル軍も、レバノンとの国境を越え、地上侵攻を開始して以来、少なくとも8名のイスラエル兵が死亡したと認めている。

 

その上で、イスラエル軍は10月2日、第36師団と追加部隊がレバノン南部での地上侵攻に参加すると発表した。

 

一方、イスラエル軍はレバノン南部の主要道路に空爆を繰り返しており、南部から避難する唯一の経路が攻撃され、一般市民が恐怖とパニックに陥っているという。

 

またイスラエル軍はここ数日、レバノン東部のベッカー渓谷も空爆しており、9月29日の攻撃では、Zaboud村で暮らしていた家族17人が殺害された。

 

さらにイスラエル軍は10月2日、再びレバノンの首都・ベイルートも空爆。またベイルート南部の郊外にある町、Chiyah,へも空爆を行い、建物を完全に破壊したそうだ。

 

レバノンの保健省は2日、イスラエル軍の攻撃により、過去24時間で46人が殺害され、85人が負傷したと発表している。

 

 

イスラエル軍はシリアの首都・ダマスカスも空爆し、民間人3人が死亡、3人が負傷した。

 

ガザ地区への攻撃が激化

 

一方、ガザ地区でもイスラエル軍の攻撃が激化しており、ガザ中部では少なくとも25人のパレスチナ人が殺害され、ガザ地区北部では少なくとも30人のパレスチナ人が殺害されたという。

 

 

中部のブレイジ難民キャンプでは、少なくとも3人のパレスチナ人が殺害され、ヌセイラトでも激しい空爆が加えられ、3人が死亡。数多くのパレスチナ人が負傷し、病院へ運ばれたという。

 

またガザ地区中部では、イスラエル軍により、多くのパレスチナ人が身を寄せている避難所や学校、さらには孤児となったパレスチナの子供たちをケアしている施設にまで空爆が加えられたそうだ。

 

 

南部のハンユニスでも砲撃を伴う、地上侵攻が行われ、10月1日の夕方から、少なくとも50人以上のパレスチナ人が殺害されたという。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Live: Hezbollah fights Israeli troops in Lebanon as Israel bombs Gaza(10/1)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top