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月着陸船「ペレグリン」が、数日中に地球の大気圏内に突入

月着陸船「ペレグリン」が、数日中に地球の大気圏内に突入
X_Astrobotic

先週、打ち上げられた月着陸船「ペレグリン」が、ミッションを断念し、数日中に地球の大気圏で意図的に焼却される予定となった。

 

意図的に大気圏に墜落させる

 

アストロボティック社の月着陸船「ペレグリン」は1月8日、「バルカン・ロケット」に搭載されて打ち上げられたが、分離後に推進剤の漏れを引き起こしてしまった。

 

これにより月へ到達することができなくなり、1月18日までに意図的に地球の大気圏に墜落させることになった。

 

この宇宙船は、おそらく地球の表面に到達することなく、地球の上層大気圏で燃え尽きると考えられている。

 

初の月面商業着陸船

 

月着陸船「ペレグリン」は、アメリカ・ペンシルベニア州の都市、ピッツバーグを拠点とする民間宇宙会社「アストロボティック・テクノロジー」によって開発されたという。

 

そして1月8日に、民間の打ち上げサービス企業「ユナイテッド・ローンチ・アライアンス」の最新鋭のロケット「バルカン・ケンタウロス・ロケット」に搭載され、フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられた。

 

計画では2月下旬には月に着陸する予定で、すべてが順調に進めば、「ペレグリン」は初の月面商業着陸船になっていたそうだ。

 

宇宙ゴミを残さないため墜落を選択

 

しかし打ち上げから約6時間後、アストロボティック社は、月着陸船がいくつかの異常に遭遇したと発表。その異常には重大な推進剤の漏れもあり、解決策を模索した結果、同社は着陸船が月面に到達することが不可能であることを認めたという。

 

その後、着陸船が地球と衝突するコースにあり、まだわずかに操縦できることが判明。しかしNASAおよびアメリカ政府と協議した結果、アストロボティック社は1月14日、ペレグリンの地球上層大気圏への衝突が許可されたと発表した。

 

アストロボティック社は、地球と月との間に宇宙ゴミを残さないためにも、着陸船を墜落させることを選んだという。

 

月着陸船は地球の大気圏で燃え尽きると考えられているが、大気中で燃え上がる宇宙ゴミが高レベルの金属汚染を引き起こしていることも判明しており、また帰還カプセルやロケットブースターなど他の部品が地表に到達するケースもあるそうだ。(了)

 

出典元:Livescience:Failed Peregrine lunar lander carrying human remains will crash into Earth by Thursday (Jan. 18)(1/15)

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