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バングラデッシュ政府がロヒンギャ難民を意志に反し強制移送か、懸念が高まる

バングラデッシュ政府がロヒンギャ難民を意志に反し強制移送か、懸念が高まる
flickr_DYKT Mohigan

バングラデッシュ政府が、自国内のロヒンギャ難民を強制的に、別の島に移送しているのではないかとして、懸念が広がっている。

 

離れた島へ難民を強制移送か

 

そもそもロヒンギャの人々は3年前にビルマで迫害にあい、73万人が避難を余儀なくされ、数十万人が隣国のバングラデッシュにある「Cox’s Bazar」の難民キャンプで暮らしてきた。

 

しかしReutersによれば、12月4日に約1600人のロヒンギャ難民が、ベンガル湾に浮かぶBhasan Char島へ移送されたという。

 

バングラデッシュ政府は、この移送に関して難民全員の同意を取り付けていると語っているが、BBCが10月に取材した際には、人々は島への移送を望んでいなかったと述べたそうだ。

 

人権団体も12月4日の移送について、難民たちの意志に反して行われたとして、懸念を表明した。

 

意志に反して移送されるとの証言

 

人権団体「Human Rights Watch」は、移送リストに載っていた12家族に聞き取り調査を行い、やはり自ら望んで島へ行ったわけではないと確認したという。

 

しかしバングラデッシュのAbdul Momen外相は12月3日、「難民たちを強制的にBhasan Char島へ移送させてはいない」とし、「私たちはこの姿勢を維持する」と述べている。

 

ただ難民の1人であるRashida Khatunさん(55)は、バングラデッシュから逃げて海上で数カ月過ごした後、BBCの取材を受けて「自分の子供らが、今年の始め、意志に反してBhasan Char島へ送られる最初の300人のうちに含まれていた」と語ったそうだ。

 

難民の男性が涙ながらに訴える

 

また12月3日には、31歳の難民の男性が「Cox’s Bazar」からバスに乗せられ、涙ながらにReutersへ電話をかけてきて、次のように語ったという。

 

「彼ら(バングラデッシュの役人)が強制的に私たちを連れて行く。3日前、私は家族がリスト(移送リスト)に載ったことを聞かされました。そのため居住区から逃げました。しかし昨日捕まり、ここへ連れてこられました」(了)

 

 

出典元:BBC:Rohingya relocated to remote island against their will, rights groups say(12/5)

出典元:The Washington Post:Bangladesh begins relocating Rohingya refugees to remote island, despite human rights concerns(12/4)

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