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シリアとトルコの間で軍事的対立が高まり、再び難民らがヨーロッパへ向かう

シリアとトルコの間で軍事的対立が高まり、再び難民らがヨーロッパへ向かう
Twitter/DW

シリアでの戦闘が激化する恐れから、再び難民問題が浮上しつつある。

 

イドリブ県で本格的な紛争への懸念

 

シリアの北西部にあるイドリブ県は、トルコが支援するシリア反政府勢力の最後の拠点とされ、現在ロシア軍の支援を受けたシリア政府軍がその地を奪還しようと、攻勢を強めている。

 

そして先日、イドリブ県でシリア政府軍の攻撃により、トルコ軍の兵士33人が死亡した。

 

これにより事態がエスカレートするとの恐れが広がり、国連も国際的な軍事衝突に向かうことを懸念している。

 

ギリシャとの国境へ移動する難民たち

 

そもそもトルコはシリアからの難民や、アフガニスタンなどの他の国からの移民を約360万人も受け入れており、EUとの協定により彼らをヨーロッパへ向かわせることを止めていた。

 

しかしトルコ軍兵士が殺害された事件の後、トルコ大統領府のコミュニケーション局のFahrettin Altun局長は、シリアからの数百万人に及ぶ難民を留まらせる支援を、EUから十分受けていないと発言。もはや難民をトルコ国内にとどまらせることはできず、国境管理を緩めるほか選択肢はないとコメントした。

 

これによりすでに複数の難民のグループがヨーロッパを目指し移動し始め、トルコのテレビ局も、難民の一部がギリシャとの国境の町、Edirneに向かう様子や、船に乗ってギリシャのレスボス島へ向かう様子を伝えたという。

 

 

ギリシャのKyriakos Mitsotakis首相も、数多くの難民が国境付近に集結していると指摘。違法にギリシャ国内に入ることは許容できないと発言した。

 

またギリシャやブルガリアはトルコとの国境付近に増援部隊を派遣しており、ギリシャでは警察が催涙弾を使い、国境を越えようとする試みを阻止しているとの報告もあるそうだ。

 

しかしトルコ側もこれ以上シリアのイドリブ県で戦闘が激しくなった場合、逃れてきた約100万人の難民を受け入れるキャパシティはないと述べ、国際社会に対し飛行禁止区域を設けてイドリブ県での大量虐殺から市民を守るよう訴えている。(了)

 

 

出典元:BBC:Syria war: Turkey lets refugees exit towards Europe(2/28)

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