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世界各国の幸福度や健康度を測る統計を発表、予想外の国々がランクイン

世界各国の幸福度や健康度を測る統計を発表、予想外の国々がランクイン
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世界各国を比較し、その幸福度や健康度を測る統計である「Global Wellness Index」の最新版が発表された。

 

その1位に輝いたのは意外にもカナダ。他にも予想外の国々の名がランキング上位に名を連ねている。

 

カナダ1位の理由は?

 

「Global Wellness Index」とは、投資会社LetterOneが毎年提供する世界各国151カ国の幸福度や健康度などを評価した指標だ。

 

評価の際に考慮されたのは、政府による医療費への支出額から鬱を抱える人の割合、さらには幸福感から運動に飲酒、喫煙といった多岐分野にわたる。

 

そんな中、今年総合評価で1位に輝いたのはカナダ。

 

この理由としては、幸福度の高さや政府の医療費への支出額の大きさ、さらには平均寿命の長さと血圧の低さの項目において、同国が非常に高い得点を挙げたためであるという。

 

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トップ25に日本の姿はなく…

 

尚、今年の「Global Wellness Index」におけるトップ10は以下のようになっている。

 

1位 カナダ
2位 オマーン
3位 アイスランド
4位 フィリピン
5位 モルディブ
6位 オランダ
7位 シンガポール
8位 ラオス
9位 韓国
10位 カンボジア

 

上記のランキングをご覧になって、かなり意外に思われた方も多いのではないだろうか。

 

というのも今回のランキングにおいては、世界経済の成長を担っていくはずであるG20諸国の名前が非常に少なくなっているのだ。

 

G20諸国の中でトップ25入りを果たしたのは、カナダと韓国以外では英国と中国、そしてオーストラリアのみ。

 

日本に至っては米国と並び“驚くべきほど低い”点数を獲得したとのことで、トップ10はおろかトップ25入りも果たしておらず、さらには151カ国中における順位も伝えられていないという残念な結果となっている。

 

なぜこれらの国がトップ10入りを果たしたのか?

 

しかし、なぜこのような結果となってしまったのだろうか。

 

「Global Wellness Index」においては、判断基準となる10もの項目をキーとして重要視。

 

その10項目の中には、上記にも挙げた政府による医療費への支出額、鬱を抱える人の割合、幸福度、運動量、飲酒率、喫煙率、血圧の低さ、平均寿命の他、血糖値や肥満が含まれる。

 

同指標においては、2位以降に続くオマーン、アイスランド、フィリピン、モルディブ、そしてオランダにおける鬱を抱える人の割合や飲酒率、喫煙率は低いことが示されたとのこと。

 

その一方で幸福度と運動量において上記国家では高い数値が示されたとしており、それがこれらの国の総合評価を押し上げることとなったようだ。

 

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他方でイスラム教国家においては飲酒が禁止されていたり、また喫煙を嫌う傾向があったりするといったことがある。それらの傾向が、同指標における中東国家のランクを引き上げた一因ともなっていることは考慮する必要がある。

 

G20のランクが低い理由とは?

 

それでもやはり日本を含むG20諸国の大半が、ランキングから欠落してしまっているという事実は目に付くものだ。

 

これについて経済学者らが示唆するのは、強い経済力を誇るG20のような国家においては、これまで個人の健康や幸福感が重要視されてこなかったということ。

 

「Global Wellness Index」の執筆者らは、これについて“トップ25位の中には高いGDPを誇る(したがって医療費への支出額も高い)G20の国も含まれているが、裕福な国家においては肥満や鬱といった割合が高く、これ(GDPの高さ等)がライフスタイルにおけるポジティブな要素に結び付かない”とする。

 

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さらに先進国がこのような指標においてはトップを率いていく傾向にある一方で、新興経済国が近年寿命の延びをみせるなど躍進を見せていることを強調している。

 

またこのような結果に至ったことを受け、「Global Wellness Index」の執筆者の一人であるRichard Davies氏は、経済指標は将来的に現在とは異なる指標によって評価される可能性を示唆。

 

GDPといった従来のものに加え、健康や幸福度、福祉によって評価されることになるかもしれないとしている。

 

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世界の幸福度や健康度を測る「Global Wellness Index」において、G20国家が軒並み低いランクに留まったという今回の事実。

 

政府の働き方改革など、日本国民の幸福度や健康度を引き上げる取り組みは進みつつあるものの、多くの人がその浸透を実感し、日本が同指標において高いランキングを獲得できる日は、まだ遠いのかもしれない。(了)

 

出典:Bloomberg:Smaller Countries Are Becoming the Healthiest(3/4)

出典:Daily Mail:Bigger isn’t better: Smaller countries with low healthcare spending are HEALTHIER, report finds(3/4)

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