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インドネシアの沖合で94名のロヒンギャの人々が漂流、地元の漁師が救出

インドネシアの沖合で94名のロヒンギャの人々が漂流、地元の漁師が救出
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インドネシアで、ロヒンギャの人々とみられる集団が船で漂流しているのが見つかり、その後保護された。

 

船が沈みそうになっていた

 

その船が発見されたのは6月22日、場所はスマトラ島北部にあるアチェ州の沖合とされている。

 

警察によれば、その船には94名の外国籍の人々が乗っており、船は沈みそうになっていたという。

 

その様子を発見した、地元の漁師が彼らを救助。通報を受けた警察や軍のレスキューチームが現場に急行し、彼らを保護したそうだ。

 

94名の外国籍の人々は、ミャンマーでの迫害から逃れてきた、イスラム教徒の少数民族であるロヒンギャだとされている。

 

5年前から保護されてきた

 

インドネシアのアチェ州には、現在数千人のロヒンギャの人々が留まっているという。

 

実はこれまでにも度々、ロヒンギャの人々が船で漂流しているのが発見されており、このようなことは5年間続いてきたそうだ。4月の中旬にもバングラデッシュ沖で、少なくとも382人のロヒンギャの人々が飢えた状態のまま、船で漂流している所を発見されている。

 

彼らはミャンマーでの迫害から逃れるため、船でマレーシアや他の国々へ向かう途中に流され、救助されてきたとか。

 

2017年、ミャンマー軍はロヒンギャの一部の人間が警察署を襲ったとして、村などを襲撃。多くのロヒンギャの人々が虐殺され、レイプされたと言われている。

 

このため多くのロヒンギャの人々が故郷の村を捨て、バングラデッシュとの国境へ移動。現在も73万人が難民キャンプでの不自由な生活を強いられているという。(了)

 

 

出典元:9NEWS:At least 94 Rohingya boat people rescued off Indonesia(6/25)

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