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オーストラリアで、イルカのちょっと珍しい様子が撮影された。

くちばしを器用に使い、餌を奪う

その様子を撮影したのは、西オーストラリア州の町、バンバリーにある「ドルフィン・ディスカバリー・センター」だ。

彼らはカニ漁で使う仕掛けにカメラを取り付け、魚を入れて海に沈めたという。するとイルカが、くちばしを器用に使い、仕掛けから魚を奪う様子が映っていた。

「ドルフィン・ディスカバリー・センター」のボランティアで、映像を撮影したアクセル・グロスマン氏は、次のように述べている。

「この映像は、確かに驚くべきものでした。（略）イルカたちが（餌を盗むために）多大な努力、学習、肉体的・精神的な問題解決を通じて、これほどまでに行動していたとは全く知りませんでした」

 

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過去20年以上、行われている

地元のカニ漁師であるラッセル・ドーソンさんは、次のように語っている。

「過去20年以上、それは常に起こっています。 近くでイルカを見かけたら、確実にカニ網を荒らされるでしょう」

ドーソンさんは、通常の仕掛けではなく、細い鋼製ケーブルでロックされた餌が入った箱を使うことで、イルカに餌が盗まれるのを回避しているという。

実際、この箱の小さな穴なら、イルカの大きなくちばしが入らず、逆にカニは内部の餌を掴めるそうだ。

「ドルフィン・ディスカバリー・センター」の専門家は、「賢いイルカは環境の変化に迅速に適応することができる」とし、「このような環境の人為的要素との相互作用が多ければ多いほど、保護するための海洋活動をどう構築できるか、理解できるようになる」と語っている。（了）

出典元：Good News Network：World-First Video of Dolphins Stealing From Crab Pots Leaves Scientists Fascinated(11/13)