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ウクライナ南部のオレシュキで住民の避難を開始、局地的停戦で人道支援物資も配布

ウクライナ南部のオレシュキで住民の避難を開始、局地的停戦で人道支援物資も配布
X_@visegrad24

ウクライナ南部のヘルソン州にある町で、停戦が実現し、苦難に陥っている住民への支援が行われた。

 

飢餓の危機に瀕していた町

 

ヘルソン州のドニプロ川を挟んで対岸に位置する町、オレシュキ(Oleshky)市は、すでにロシア軍に占領され、数カ月にわたり深刻な食糧と医薬品の不足が続いており、約50人の子供を含む数千人の住民が飢餓の危機に瀕していたという。

 

そのため先日、アメリカのメラニア・トランプ大統領夫人が仲介役を務め、ロシア軍とウクライナ軍との局地的な停戦が実現。道路の地雷除去が可能になったそうだ。

 

そして10月30日には、25台のバスと救急車を含む人道支援物資の輸送隊がオレシュキに到着。住民に食糧と医薬品を届け、ロシアまたはウクライナへの避難を希望する住民をバスに乗せて移動したという。

 

ロシア、ベラルーシを通ってウクライナへ

 

ロシア軍の侵攻によりオレシュキ市には約2000人が残っているとされ、今回多くの人が避難したが、数百人、主に高齢者は町に残ることを選択したそうだ。

 

ただ、オレシュキからウクライナ領土まではわずか5kmしか離れていないにもかかわらず、避難者はロシア南部の都市、アナパを経由してベラルーシへ移動し、そこから国境を越えてウクライナのチェルニーヒウ州へ車で入る必要がある。

 

以前の報道では500人以上がウクライナ領への移住を希望していると伝えられていたが、実際に何人が避難したのかは明らかになっていない。

 

以前オレシュキに住み、今も現地の人々と連絡を取り合っているボランティアのKsenia Arkhipova氏によれば、市内には多数のロシア軍兵士がおり、空き家を捜索し、場合によってはそこに住み着いているという。

 

またロシア側は、地元住民に対し、ウクライナではなくロシアへ避難するよう圧力をかけているそうだ。

 

米政府、パトリオットミサイルの売却を承認

 

一方、ロシア軍は連日、ウクライナへの空爆も実施しており、そんな中、アメリカ政府は10月30日、ウクライナへのパトリオットミサイル500発の売却を承認したという。

 

この最新鋭の「PAC-3」迎撃ミサイルの価格は21億ドルとされ、費用はヨーロッパ諸国とカナダが「全額」負担するそうだ。(了)

 

出典元:The Guardian:Evacuation of civilians begins in besieged Ukrainian city of Oleshky(10/30)

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