Switch news

知っておきたい世界のニュース

バフムトの町に無数の白い炎が降りかかる、ロシア軍が焼夷弾を使用

バフムトの町に無数の白い炎が降りかかる、ロシア軍が焼夷弾を使用
Twitter/Defense of Ukraine

ウクライナ・ドネツク州の激戦地、バフムトに無数の白い炎が降りかかる、恐ろしい映像が公開されている。

 

街の広範囲が燃える様子

 

ウクライナ国防省が投稿した映像には、バフムトの広い範囲に、白い炎のようなものが降り注ぎ、街の広範囲が燃える様子が映っていた。

 

ウクライナ国防省のツイッターによれば、「(ロシア軍による)攻撃はバフムトの未占領地域を、焼夷弾で狙ったもの」だという。

 

もっともこれがいつ撮影されたのかは、分かっていない。ただBBCが動画を分析したところ、その映像はバフムト市街地のすぐ西側、小児病院の近くで撮影されたことが確認できたそうだ。

 

ウクライナ側は、この攻撃についてリン弾を使用したとして、ロシアを非難している。

 

白リン弾とは確認できず

 

ロシア軍は昨年の戦争開始時にも、マリウポリの包囲を含め、ウクライナで白リン弾を使用したと非難されてきた。

 

 

白リン弾そのものは禁止されてはいないが、民間地域での使用は戦争犯罪になるという。

 

白リンはワックス状の物質で、800℃で燃焼。酸素と接触すると発火し、明るい光を放ち、煙を上げるそうだ。

 

BBCの分析では、攻撃で何らかの焼夷弾が使用されたことは確認できたが、リンの使用は確認できなかったという。

 

また昨年のロシア軍の攻撃では、白リン弾ではなく、テルミット焼夷弾が使われたとも言われてきた。(了)

 

出典元:BBC:Ukraine war: Russia accused of using phosphorus bombs in Bakhmut(5/6)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top