「ハマス」が武装解除に合意、今後段階的に武器の引き渡しを行う

ガザ地区を統治してきた武装組織「ハマス」は7月30日、ついに武装解除に合意した。
段階的に武装解除、イスラエル軍は撤退
ガザ地区では昨年10月に停戦合意が成立したが、「ハマス」は武装解除に応じておらず、イスラエル軍による攻撃は縮小したものの、完全に停止させるには至っていなかった。
しかし「ハマス」は30日、イスラエルによるガザ地区への攻撃を完全に終結させることを目的として、武装解除に合意したと明らかにした。
この合意により、「ハマス」とイスラエルは14日以内にガザ地区の政治移行を完了させ、その後「ハマス」は段階的に武装解除し、イスラエル軍はガザ地区から撤退を開始するという。
代わりに多国籍からなるガザ国際安定化軍が入り、統治することになるが、パレスチナ側とイスラエル側の間の根深い不信感を考えると、合意の履行の見込みには疑問が残るとも言われている。
トランプ大統領は合意を歓迎
アメリカのトランプ大統領は、この合意を昨年発表した20項目計画の転換点と位置づけ、SNSの「Truth Social」に「ガザが、最終的に和平委員会と緊密に連携する、新たなパレスチナ政府によって統治されるための重要な一歩だ」と投稿した。
国連のアントニオ・グテーレス事務総長も、「ハマス」との合意を「ここ数日で唯一の朗報」と称賛し、次のように述べた。
「はっきり言っておきます。この地域のあらゆる戦線で、戦闘は停止しなければなりません。湾岸地域での軍事的エスカレーションが始まってから、6カ月が経ちました。地域紛争として始まったものが、ますます世界的な不安定化の要因になりつつあります」
一方、イスラエルの極右大臣であるイタマル・ベン・グヴィル国家安全保障相は、ガザ地区の和平案は「イスラエルにとって受け入れられない」と非難。「ハマス」のメンバーの「暗殺を停止する」合意は、「ハマスが次の虐殺を組織することに同意するに等しい」と「X」に投稿した。
イスラエル軍がガザ地区を空爆
イスラエル軍は停戦中であるにも関わらず、ガザ地区を攻撃し続け、7月31日にも中部で空爆を行い、少なくとも1人のパレスチナ人が死亡した。
この空爆は、「ハマス」が武装解除に応じると発表した数時間後に行われたという。
またイラン軍も31日、前日のアメリカ軍による攻撃への報復として、クウェートのアフマド・アル・ジャベル(Ahmad al-Jaber)空軍基地にあるアメリカ軍施設を攻撃したと発表した。
イラン軍の声明によれば、今回の攻撃は、ドローンを用いて格納庫、衛星通信システム、装備倉庫を標的にしたという。
一方、クウェート軍は31日、イランからのドローンを撃墜したと発表している。
アメリカのトランプ大統領は、イランを攻撃する姿勢を崩しておらず、フォックスニュースの取材に対し、アメリカ軍がイランを「徹底的に」攻撃しているとし、次のように語った。
「順調に進んでいる。できることは、勝ち続けることだけだ。そうすれば、いずれ何かが起こるだろう」(了)
出典元:Aljazeera:Iran war live: Tehran strikes Kuwait; Hamas agree draft peace plan on Gaza(7/31)

























