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ロシア軍がウクライナ東部で大規模な攻勢を開始か?ルハンスク州知事が主張

ロシア軍がウクライナ東部で大規模な攻勢を開始か?ルハンスク州知事が主張
Twitter/@TXlrgA0vCNNaf1G

ウクライナ東部のルハンスク州の知事は、ロシア軍が大規模な攻撃を始めたと主張している。

 

クレミンナ付近の防衛線の突破を試みる

 

ルハンスク州のSerhiy Haidai知事が2月9日に発言した内容によれば、ロシア軍は同州のセベロドネツク地区の都市、クレミンナ付近の防衛線を突破しようとしているという。

 

Haidai知事はウクライナのテレビにおいて、ロシア軍部隊が西へ進軍しようとしており、攻撃は最大限エスカレーションし、銃撃や砲撃が大幅に増えたと述べた。

 

もっともHaidai知事は、このような攻撃が実際には毎日行われているとしながらも、歩兵戦闘車や戦車などの重装備の支援を受けながら、あるいは受けずに、前進しようとするロシア兵の小集団を見ることができ、継続的に発砲がある、と述べている。

 

その一方で、ロシア軍の攻撃は「機能していない」と主張。「これまでのところ、彼らは何の成果も上げていない。我々の防衛隊は完全に彼らを阻止することができた」と語った。

 

軍事アナリストは迅速な侵攻に懐疑的

 

西側諸国は、ロシアがウクライナへの大規模な攻撃を計画しているとみており、昨年侵攻を開始した2月24日を前に、その可能性があると考えている。

 

ウクライナ側も、ロシア軍による首都・キーウなど大都市への弾道ミサイル攻撃や、橋の爆撃による東部の遮断、南北から弧を描きながらの進攻などを、シナリオとして考えているという。

 

もっとも軍事アナリストらは、ロシアがウクライナ領内に迅速に進攻できるだけの歩兵部隊を持っているかどうか、懐疑的な見方をしている。

 

ただ、ウクライナ軍とロシア軍の戦線の一部は防御が手薄で、ウクライナ軍の大部分は東部のドネツク州におり、バフムト市を中心に戦闘が繰り広げられている。

 

またロシアの戦略は不明でも、東部での実質的な攻勢はすでに始まっているとの見方も強まっているという。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia begins major offensive in eastern Ukraine, Luhansk governor claims(2/9)

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