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穀物を積んだ船がオデーサ港を出港、ロシア侵攻以来、初めて

穀物を積んだ船がオデーサ港を出港、ロシア侵攻以来、初めて
Twitter/UN Spokesperson

8月1日、ウクライナの港から穀物を積んだ船が出港し、世界の食糧危機を緩和するための一歩を踏み出した。

 

レバノンに向けてオデーサ港を出港

 

出港したのは、シエラレオネ船籍の「Razoni」号。この船は2万6000トンのトウモロコシを積み、レバノンに向けてウクライナ南部のオデーサ港を離れたという。

 

この船出はロシアが侵攻して以来、初めてのもので、ウクライナのインフラ相であるオレクサンドル・クブラコフ大臣は、8月1日の声明で「ウクライナはパートナーと共に、世界の飢餓を防ぐために今日また一歩を踏み出しました」と述べた。

 

またクブラコフ大臣は、ウクライナは港湾復旧のために「すべて」を尽くしたと強調。ロシアによる港湾封鎖の解除により、ウクライナ経済に10億ドルの外貨収入がもたらされると語ったという。

 

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EUやNATOも歓迎

 

EUとNATOも8月1日、ウクライナからの穀物出荷を、ロシアの侵攻による食糧危機を緩和するための「最初の一歩」として歓迎した。

 

ただロシアは7月22日に穀物輸出に関する協定に調印し、攻撃をしないことを約束したが、翌日にはオデーサ港をミサイル攻撃している。

 

このためEUのピーター・スタノ報道官は、依然として「全取引(協定)の実施と、世界中の顧客へのウクライナからの輸出再開を期待している」と述べた。

 

ロシア政府も短い声明の中で、穀物を積んだ最初の船がウクライナのオデーサ港を出港したというニュースは「非常にポジティブ」であると述べている。

 

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ミコライウでは病院が攻撃を受ける

 

しかしウクライナ南部の都市、ミコライウではロシア軍の攻撃が続いており、8月1日には同市にある医療施設が攻撃を受けたという。

 

ミコライウ市のオレクサンドル・シェンケヴィッチ氏は「しばらくの間、私たちの救急病院は患者を受け入れることができないだろう」と住民に説明。その上で次のように、ロシア軍の攻撃を非難した。

 

「病院本館の一部も破壊された。そちらも復旧が必要です。ここは普通の病院であり、毎日、ロシア軍の砲撃の犠牲者を含む市民を受け入れていた。したがって、今日のこの医療施設に対する攻撃は、ロシア軍によるテロ以外の何ものでもない」

 

ヘルソン付近で40以上の集落を奪還

 

一方、南部のウクライナ軍は反転攻勢を続け、8月1日には南部の都市、ヘルソン近郊にある40以上の集落をロシア軍から奪還したという。

 

この地域におけるウクライナ側の行政責任者であるドミトロ・ブトリイ氏は、ウクライナ国営テレビにおいて「今日、ヘルソン地方で46の集落がすでに占拠解除(解放)された」と述べた。

 

またブトリイ氏は、取り戻した村の大部分は地域の北部にあり、他のいくつかは黒海や激しい爆撃を受けたミコライウに近い南部に位置している、と述べている。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war latest: what we know on day 159 of the invasion(8/1)

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