手を使わず自動で着衣できる服が、韓国の大学で開発される【動画】

韓国の研究者らが、空気圧で動く服を開発した。この服は、人の体に自らまとわりつくようになっており、着用者は立っているだけで、指一本動かさずに着ることができる。
高齢者や運動障害を持つ人の助けに
SWAG(Self-Wearing Adaptive Garments/自己着用適応型衣類)と名付けられたこの服は、ロボットのような人工の「蔓」の力で駆動され、着用者の体に自動的にフィットするようになっている。つまり、自分で服を着るという手間を、省いてくれるわけだ。
「蔓」というのは、空気圧で膨らむ柔らかいチューブ群のこと。服の内部に仕込まれており、空気が送り込まれると、服を体に沿って展開させるという仕組みだ。
韓国科学技術院とスタンフォード大学が共同開発したこの革新的システムは、服を着るのに苦労する人たち、特に高齢者や運動機能に障害を持つ人たちにとって、大きな助けになるだろう。毎日の着替えが大きな負担となっている中、この技術は、自立した生活を支える重要な一歩になり得る。
期待されるソフトロボティクス
ロボットによる着衣支援システムはすでに他のものが開発されているが、多くは複雑なセンサーシステムで硬い機械式アームを動かすというもの。対してこのSWAGは、いわゆるソフトロボティクスを採用し、服そのものが空気圧によって「成長」しながら体を包み込むという方式を取っている。
研究者らによると、SWAGなら、約10秒という短時間で上着を着用させることができるそう。また、空気圧チューブが膨張して蔓のように体に沿って伸びていく過程で、服が自然に正しい位置に収まるとのこと。
ちなみにソフトロボティクスとは、現在の主流であるメカニカルなロボット技術とは正反対のもの。柔軟性のある素材を使用し、動きに繊細さやしなやかさを持たせたロボット技術のことだ。SWAGは、その実用性を示す好例と言えるだろう。(了)
出典元:Odditycentral:South-Korean Researchers Develop Air-Powered Clothing That Puts Itself on the Wearer(7/21)
出典元:日本経済新聞:ソフトロボティクス

























