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ウクライナ保安庁の本部が、ロシア軍のドローン攻撃を受ける

ウクライナ保安庁の本部が、ロシア軍のドローン攻撃を受ける
X_Rob Lee

ロシア軍はウクライナの首都にある情報機関の本部を、ドローンで攻撃し、被害が出ている。

 

長官の執務室を直接攻撃

 

ロシア軍は9月4日、首都キーウにあるウクライナ保安庁(SBU)の本部を直接、ドローンで攻撃し、建物からは黒煙が立ち昇ったという。

 

ウクライナ保安庁(SBU)の本部は、ユネスコ世界遺産である聖ソフィア大聖堂の近くにあり、周辺の道路は封鎖され、武装警官が周辺を巡回し、多数の救急車や緊急車両が配置された。

 

ウクライナのゼレンスキー大統領はSNSへの投稿で、「聖ソフィア大聖堂の向かいにある、SBU本部のビルがロシアのドローンに攻撃された。ドローンは、その建物にある保安庁長官の執務室を直接狙っていた」と述べた。

 

ウクライナの政府機関が攻撃されるのは稀

 

ウクライナは1週間以上にわたり連日、ロシア軍によるドローンとミサイル攻撃を受けている。

 

しかしキーウ中心部の政府機関が、ロシアの攻撃を受けることは非常に稀であり、特に今回の攻撃は昼間に行われたという。

 

そして今回の被害は、ロシア軍から重要インフラを守るウクライナ側の能力についても、疑問を投げかけることになる。

 

ウクライナは、飛来する脅威を迎撃できる、アメリカ製の「パトリオット」ミサイルの深刻な不足に直面している。

 

しかも最近のロシア軍による攻撃の多くは、時速400kmほどに達する新型のジェット推進ドローンによるもので、さらに迎撃が困難になっているという。

 

少なくとも9人が負傷

 

ウクライナ保安庁(SBU)は、ロシアに対する複雑な作戦を担当しており、昨年ロシアの国内で数多くの航空機を破壊した「スパイダーウェブ作戦」も、その1つと考えられている。

 

キーウ市長のヴィタリ・クリチコ氏によると、4日の攻撃では、少なくとも9人が負傷したという。

 

9月6日には、アメリカの交渉担当者であるスティーブ・ウィトコフ氏とジャレッド・クシュナー氏がキーウを訪問する予定とされ、ゼレンスキー大統領はロシアに対し、2人がウクライナを訪問中には攻撃を停止するよう要請。同時に、2人がモスクワを訪問中には、ロシアへの攻撃を行わず、領空の安全を保証すると述べた。

 

アメリカ主導によるロシアの侵攻を終結させるための外交努力は、アメリカがイランとの戦争に焦点を移したため、ここ数カ月間、停滞している。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia strikes Ukraine intelligence HQ in ‘major escalation’(9/4)

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