タスマニア島の海岸に、大きな「リュウグウノツカイ」が漂着【写真】

Facebook/Calvin Pennell
オーストラリアのタスマニア島に、大きな「リュウグウノツカイ」が漂着し、その写真が撮影された。
体長約3mの「リュウグウノツカイ」
「リュウグウノツカイ」が見つかったのは6月2日、場所はタスマニア島の西海岸にある砂浜とされている。
発見したのは、地元の女性、シビル・ロバートソンさんだ。彼女はタスマニア島の町、Strahanの近くにあるビーチを歩いている時に、この深海魚を見つけたという。
漂着していた「リュウグウノツカイ」は体長約3メートルで、すでに死んでいたそうだ。



目撃することも珍しい
ロバートソンさんは、砂浜にいたこの魚を見て、最初は何の種類なのか分からなかったという。
そこで彼女は、タスマニアの市民科学者協会のSNSに写真を投稿。すると、すぐに「リュウグウノツカイ」であることが分かったそうだ。
タスマニア大学の海洋生態学者、ネヴィル・バレット准教授によれば、「リュウグウノツカイ」は水深150~500mの外洋に生息しており、目撃したり捕獲したりすることは、非常に珍しいという。
また「リュウグウノツカイ」は驚くほど大きく成長(最大8mとの説も)し、体重は400kgを超えることもあるが、積極的に獲物を追ったりはせず、水中で垂直に浮遊しながら、様々なプランクトンを食べているそうだ。(了)
出典元:ABC.net:Elusive oarfish found at Ocean Beach on Tasmania’s rugged west coast(6/3)
出典元:The Guardian:Rarely seen metres-long ‘doomsday’ oarfish washes up on Tasmania’s wild west coast(6/3)