フランス警察、ルーブル美術館から宝飾品を盗んだ2人を逮捕

先日、フランス・パリにあるルーブル美術館から多くの宝飾品などが盗まれたが、2人の容疑者が逮捕された。
空港や町で2人の容疑者を拘束
パリ検察は、10月26日の午後10時頃(現地時間)に、パリのシャルル・ド・ゴール空港で武装強盗・重窃盗班の警官が、男1人を拘束したとのメディア報道を確認した。
また警察関係者は2人目の容疑者も、パリ近郊のセーヌ=サン=ドニ県で拘束されたことを明らかにした。
この2人はルーブル美術館から、推定8800万ユーロ(約156億円)相当の王冠や宝石を盗むのに関与したとみられている。
メディア報道に不満を示す
まだ現時点では、盗まれた宝飾品の回収については、明らかにされていない。
Laure Beccuau検察官は、複数のメディアで逮捕が報じられたことに不満を示し、「盗まれた宝石の回収と、犯人全員の逮捕に向け動員された100人以上の捜査官の活動を危うくするだけだ」と述べたという。
また検察官は、容疑者の起訴前拘留期間が終了次第、詳細を発表すると述べたそうだ。
アフリカへ渡航しようとしていた
複数のフランスメディアによると、空港で拘束された男は、アルジェリア行きの飛行機に搭乗しようとしていたという。
また「パリ・マッチ」紙は、セーヌ=サン=ドニ県で逮捕された2人目の容疑者も、マリ共和国への渡航を計画していたと報じている。
容疑者は2人とも30代とされ、強盗の前科があり、「組織的窃盗と共謀」の疑いで拘束される前、すでに警察によって監視下に置かれていたそうだ。
この捜査では、現場に残されていた犯人の手袋や視認性の高いベスト、バイクのヘルメット、グラインダーなどの電動工具、バーナー、トランシーバーなどに付着していた150点以上のDNAサンプル、指紋、その他の痕跡が法医学研究所で調べられ、2人の逮捕につながったと考えられている。(了)
出典元:The Guardian:French police arrest two men over €88m Louvre jewel heist(10/26)


























