英政府、イランへの攻撃準備を進める米軍に対し、基地の使用を許可せず

イギリス政府は、アメリカがイランを攻撃した場合、自軍の基地の使用を許可するつもりはないようだ。
過去にも米軍が基地を使用
アメリカ軍は過去に、イングランド南西部のグロスターシャーにあるフェアフォード空軍基地や、インド洋にあるイギリスの海外領土、ディエゴガルシア島の基地を、中東地域での攻撃に利用してきたという。
そしてアメリカのトランプ大統領も先日、「Truth Social」への投稿で、この点に言及。「イランが合意を締結しないと決定した場合、アメリカはディエゴガルシア島とフェアフォード(グロスターシャー)にある(英国空軍)飛行場を利用する必要があるかもしれない」と述べたという。
しかしイギリス政府は、イランへの攻撃を準備しているアメリカ軍に対し、これらの基地の使用を許可していない。
イランに対して合意するよう圧力
アメリカ政府は現在、イランに対し、核開発計画の縮小に同意するよう圧力をかけている。
そしてイランが同意しない場合は攻撃を行うと警告しており、米軍の空母や軍艦、航空機などをこの地域に移動させている。
ただ、スイスで行われているアメリカとイランの交渉担当者による協議では、一定の進展が報告されているという。
トランプ大統領は、イランと合意に達するのか、それとも軍事行動に出るのかについて聞かれ、「世界は、おそらく今後10日以内に知ることになるだろう」と述べた。
チャゴス諸島の主権を巡る合意を批判
イギリスは昨年5月、ディエゴガルシア島を含むチャゴス諸島の主権を、モーリシャスに移譲することで合意した。
そしてトランプ大統領もこの合意を支持していたが、2月18日には方針を変え、SNSに「ディエゴガルシアを渡すな」と書き込み、批判的な姿勢を示したという。
モーリシャスとの合意では、ディエゴガルシア島にある英米共同軍事基地の管理権を、イギリスが維持し、年間1億100万ポンド(約190億円)で99年間、リースバックすることになっている。
タイムズ紙によれば、トランプ氏が合意を突然、批判しはじめたのは、イギリス政府が基地の使用許可を保留していることが背景にあるという。(了)
出典元:BBC:UK has not given US permission to use RAF bases for Iran strikes(2/19)

























