テイラー・Sが人種差別主義者の像を撤去するよう要求「うんざりしています」
現在、アメリカで議論になっている歴史上の人物の像を撤去する問題。この問題について、歌手のテイラー・スウィフトさんが自らの意見をSNSで発信した。
「うんざりしています」
アメリカやイギリスでは、人種差別主義者だと考えられてきた歴史上の人物の像の撤去が進められており、同時に像を守ろうとする人もいるという。
しかしテイラーさんは先日、人種差別主義者の像やそれらを守ろうとする人々について、次のようにTwitterで批判した。
「テネシー州の人間として、邪悪なことをした人種差別的な歴史上の人物を祝う記念碑が州に立っていることは、うんざりしています(気分を悪くさせる、吐き気を催させます)。Edward CarmackやNathan Bedford Forresは、私たちの州の歴史において、卑劣な人物です。またそのように扱われるべきです。Edward Carmackの像は先週、抗議活動で引き倒されるまで、州議会議事堂にあったのです」
As a Tennessean, it makes me sick that there are monuments standing in our state that celebrate racist historical figures who did evil things. Edward Carmack and Nathan Bedford Forrest were DESPICABLE figures in our state history and should be treated as such.
— Taylor Swift (@taylorswift13) June 12, 2020
「人種的な不公正は、深く染み込んでいる」
さらにテイラーさんは、次のように語ったという。
「Nathan Bedford Forrestは残虐な奴隷商人です、そしてKKK(Ku Klux Klan)の初代のリーダー(grand wizard)です。彼らは南北戦争の時に、メンフィスにいる数十人の黒人の連邦軍兵士を虐殺しました。彼の像はいまだに立っています。しかも7月13日は、Nathan Bedford Forrest・デーになっているのです」
「像を取り壊すことは、黒人の人々がこれまで数世紀にわたって耐えねばならなかった憎悪や暴力、組織的な抑圧を修正することにはならないでしょう。しかしそれは白人だけでなく、全てのテネシー州の人々、州を訪れる人々が安全に感じられるための、小さな一歩になるかもしれません」
「私は州議会の委員会とテネシー歴史委員会に、これらの記念物(を守る)ために戦い続けることが、どれだけ人々に苦痛を与えることかを、どうか考えてもらうよう求めています」
「私たちは、忌まわしい人種差別のパターンを永続させてきた人々の地位を、さかのぼって英雄から悪党に変化させる必要があります。そして悪党は決して銅像に値しないのです」
「人種的な不公正は、深く地元の人々や州政府に染み込んでいます。変化は(黒人ではなく)そこでなされなければなりません。政策を変えるために、私たちは警察の残忍性やあらゆる種類の人種差別に対して戦う人を(選挙で)選ぶ必要があるのです」(了)
This album is very much a celebration of love, in all its complexity, coziness, and chaos. It’s the first album of mine that I’ve ever owned, and I couldn’t be more proud. I’m so excited that #Lover is out NOW: https://t.co/t7jK7XmEqa pic.twitter.com/NMgE7LTdGZ
— Taylor Swift (@taylorswift13) August 23, 2019
出典元:Twitter:Taylor Swift