舞台「となりのトトロ」がイギリスの名誉ある演劇賞で9部門にノミネート!
イギリスで上演されていた『となりのトトロ』の舞台「My Neighbour Totoro」が、ローレンス・オリヴィエ賞に9部門でノミネートされた。ローレンス・オリヴィエ賞は、その年に上演された演劇やオペラに与えられる、イギリスで最も名誉ある賞だ。
大盛況のうちに幕を閉じた
「My Neighbour Totoro」は、イギリスの名門演劇カンパニーであるロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)により、ロンドンのバービカン劇場で上演されていた。エグゼクティブ・プロデューサーを、映画で音楽を手掛けた久石譲氏が務めている。
▼左は久石譲氏、右はディレクターを務めたフェリム・マクダーモット氏
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2022年10月から始まった公演のチケットは、販売開始初日にバービカン劇場の初日販売記録を更新。今年の1月21日に千秋楽を終えるまで、13万3000枚のチケットが完売という大盛況ぶりだった。
チケットの売れ行きだけではなく、ニューヨーク・タイムズから「ロンドンのステージで最も愛らしい光景」、ザ・フィナンシャル・タイムズから「思いやりをほめたたえる、優しくてひたすらに美しいファミリーショーだ」と称賛されたほか、ガーディアン紙をはじめ多くの劇評で五つ星を獲得するなど、批評家からも高い評価を受けていた。
9部門にノミネート
「My Neighbour Totoro」がノミネートされたのは、エンターテインメント/コメディ賞、振付賞、コスチュームデザイン賞、サウンドデザイン賞、オリジナル作曲・編曲賞、舞台美術賞、照明デザイン賞、ディレクター賞、そしてメイを演じたMei Mac氏がノミネートされた主演女優賞の9部門だ。
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ローレンス・オリヴィエ賞は、現地時間の4月2日にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで発表される。
すでに5冠を手にした賞も
2月12日には、イギリスのもう一つの権威ある賞である「第23回WhatsOnStage Awards」が発表されており、同作は9部門にノミネートされ、5冠に輝いた。
受賞したのは、ディレクター賞、舞台美術賞、照明デザイン賞、音楽監督、音響デザイン賞だ。
ローレンス・オリヴィエ賞では、どんな結果が出るのか楽しみだ。(了)
参考:「My Neighbour Totoro」
参考:PR Times「舞台「となりのトトロ」英国の演劇賞WhatsOnStage Awardsを席巻!」(2/13)