孤独な高齢者にクリスマスの招待が殺到、きっかけはスーパーに貼ったメモだった
1人でクリスマスを過ごしてきた孤独な高齢者の男性を、ネットユーザーの多くが招待したいと要望し、話題となっている。
「クリスマスに居場所はないだろうか…」
その高齢者の男性はドイツ人とみられるが、名前は明らかになっていない。ただ英誌METROによれば、彼は奥さんにも先立たれ、これまでクリスマスを1人で寂しく過ごしてきたという。
しかしある日、高齢者の男性はメモを書き、それをベルリンにある地元のスーパーの掲示板に貼り付けたそうだ。
そのメモには「クリスマスの日に、妻に先立たれた寂しい年金生活者は、小さなグループでも、どこか居場所を見つけられるだろうか」と書かれていた。
女性がメモをフェイスブックに投稿
するとこのメモを、ベルリンに住む公務員のFemina Lisaさん(27)がスーパーで発見。しかし今時、このような掲示板に貼られているメモなどは多くの人に見てもらえない可能性がある。
そのためLisaさんは、そのメモを写真で撮影し、11月17日に自らのフェイスブックに投稿した。
するとこの投稿を見た多くの人々が反応。一気に拡散され、数千回もシェアされることに。
しかもその高齢者の男性をクリスマスの日に、自分の所へ招待したいという要望が数百件も寄せられたという。
多くの人が反応してくれたことに感謝
これにはLisaさんもビックリ。当初はこんなに反応があるとは思っていなかったため、今ではこれ以上多くの要望に対処しきれない状況だとしている。
さらにその後、スーパーの掲示板に貼られたメモも取り外されたとか。というのも男性への連絡が殺到するのを防ぐ必要に迫られたからだとしている。
Lisaさんによれば、高齢者の男性は皆の優しさに対し、とても感動しており、多くの人々が反応してくれたことを非常に喜んでいるという。
そして今後、彼女は高齢者の男性が、要望の中から選ぶ作業を手伝う予定だとしている。(了)
出典元:METRO:Lonely widower asks for somewhere to spend Christmas – gets amazing response(12/3)