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米軍基地付近に隕石が落下、科学者が誤判断による核の危機に警鐘を鳴らす

米軍基地付近に隕石が落下、科学者が誤判断による核の危機に警鐘を鳴らす

先月、隕石がグリーンランドにある米軍基地付近に落下し、上空で爆発したが、この件について科学者が警鐘を鳴らしている。

 

被害はないが、危険な事態に陥る恐れ

 

その隕石が落下したのは7月25日(6月と伝える記事も)、グリーンランドにある「チューレ空軍基地」付近の上空で爆発し、消滅したという。

 

この爆発による被害は基地にも出ておらず、大きな問題も起きてはいない。

 

しかしある核兵器の専門家は、隕石の落下のような現象によって、危険な事態に陥る恐れがあると指摘している。

 

早期警戒システムが設置された基地

 

その専門家とはHans M. Kristensen氏で、彼は米国科学者連盟の核情報プロジェクトのディレクターを務めている人物だ。

 

Kristensen氏によれば、この「チューレ空軍基地」には弾道ミサイルの早期警戒システムが組み込まれており、アメリカへ飛来する核ミサイルを探知する役割を担っているという。

 

そのため隕石の落下をミサイルの攻撃と誤ることにより、アメリカ側が過剰反応を起こす可能性があるそうだ。彼は次のように語っている。

 

「早期警戒システムは(ミサイルと隕石とを)識別できると想定されており、多くのケースで実際に見分けることができるでしょう。しかし非常に多くの核兵器を警戒している現在、過剰反応が極度にエスカレートする一連の出来事を引き起こす可能性について、懸念があるのです」

 

過去にも核攻撃の誤報があった

 

またKristensen氏によれば、実際に過去の冷戦期にも大気中に起きた現象によって、早期警戒システムが誤って核攻撃の警報を出したことがあるという。

 

もっとも幸いなことに、当時は軍関係者によってその警報が誤りだと判明し、大事には至らなかったそうだ。

 

しかし現在でも、もし早期警報システムの担当官が判断を見誤れば、または精神に異常をきたし、攻撃を命令すれば世界は一瞬にして滅んでしまうかもしれない。

 

ただしKristensen氏は「両国の緊張状態は高まっておらず、通常の状況下であれば隕石の落下によって核攻撃が引き起こされるリスクはあるとは思えない」とも語っている。

 

ちなみに今回の隕石はNASAも確認しており、広島に投下された原爆(15キロトン)の約8分の1の2.1キロトンの爆発が起きたという。(了)

 

出典元:METRO:An asteroid exploded near a US early warning radar base and we’re lucky it didn’t spark nuclear Armageddon(8/3)

出典元:INDEPENDENT:Air Force fails to acknowledge mysterious meteor that crashed to Earth near US military base(8/3)

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