破壊工作か?ウクライナにある弾薬庫が大爆発、繰り返し炎をあげる動画が恐ろしい
ウクライナで弾薬庫が爆発するという事態が発生し、多くの住民が避難を余儀なくされた。
何度も爆発を繰り返し、弾が飛び交う
爆発が起きたのは首都キエフから南西へ約180km離れた、Vinnytsa地域の陸軍基地にある「Kalynivka弾薬庫」とされている。
ウクライナ軍の発表によると、爆発は現地時間で9月26日22時に起きたという。しかも27日も爆発は断続的に続き、現在軍の兵士700人以上が消火活動を行っているそうだ。
その様子は映像でも捉えられており、そこには何度も爆発を繰り返しては炎や煙を上げ、ロケットや弾薬などが飛び交う様子が映っている。
複数の家や車を破壊、3万人以上が避難
水曜日の朝の時点では2人が負傷し、死者は出ていない。しかし飛び散った破片などで数件の家や複数の車が破壊されたそうだ。
またこの影響で警察は病院に入院している患者も含め、周辺の住民3万人以上を退避させ、このエリアから半径48kmの空域を飛行禁止にしたという。
今年3月にも同じような爆発が起きる
この「Kalynivka弾薬庫」はウクライナで最も大きな弾薬庫の1つで、数千発の砲弾や弾丸、ロケット砲などが保管されていたとか。
しかも今年の3月にも東部のBalakliyaという街にある弾薬庫で同じような爆発事件が起きており、その際に1人が死亡したと言われている。
このため現在調査も進められているが、当局は今回の爆発もロシア軍や分離主義者らによる破壊工作の可能性が高いと見ているという。(了)
出典元:The Telegraph:Huge explosion at Ukraine ammunition depot prompts mass evacuation(9/27)