イスラエル大使館の前に謎の危険物を発見、警察が破壊【スウェーデン】
スウェーデンのストックホルムにあるイスラエル大使館に、謎の危険物が置かれているのが見つかり、警察によって破壊された。
装置は「機能していた」
その物体は1月31日、イスラエル大使館の敷地内にいたスタッフによって発見されたという。
その後、警察の爆弾処理班が、この物体を破壊。現在、警察はこれを置いた人物を探しているそうだ。
警察は1月31日、この「装置が機能していた」とし、危険物だったことを明らかにした。しかし現段階では、その物体がどんなものだったのかは、明らかにされていない。
「手榴弾」だった可能性
スウェーデンの複数のメディアは、それが「手榴弾」だと報じており、敷地を囲むフェンスを越えて投げられ、大使館の建物の近くに落下したと伝えている。
スウェーデンのUlf Kristersson首相は、この事件がイスラエル大使館に対する「攻撃未遂」だと非難。SNSでも次のように投稿した。
「これは非常に深刻です。大使館への襲撃未遂は、大使館で働く人々とスウェーデンの両方に対する攻撃です」
またこの事件の後、イスラエル大使館とユダヤ人関連施設の監視が、強化されたという。
イスラエル・ガザ紛争で反ユダヤ主義が強まったことを受け、スウェーデン政府は昨年の10月下旬、ユダヤ人の施設や会衆の警備強化に1000万クローナ(約1億4000万円)の予算を計上したそうだ。(了)
出典元:The Guardian:Police in Sweden destroy ‘live’ device outside Israeli embassy(2/1)