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ナイジェリア北部で洪水被害、動物園で80%以上の動物が死亡

ナイジェリア北部で洪水被害、動物園で80%以上の動物が死亡
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アフリカのナイジェリアで大規模な洪水が起き、動物園で飼育されていた動物の多くが死亡した。

 

危険な動物たちも流される

 

ナイジェリア北部では先月末から洪水が発生し続けており、ボルノ州北部にある大型の動物園「サンダ・キャリミ・パーク」も被害に遭ったという。

 

この洪水は大雨の後に、ダムが氾濫したことで発生し、「サンダ・キャリミ・パーク」にいた動物の80%が死んだそうだ。

 

また動物園側は声明で、「ワニやヘビなど、一部の危険な動物が私たちの地域社会に押し流されている」と述べ、住民に予防措置を講じるよう呼び掛けた。

 

SNSには、冠水した道路をダチョウが歩いている動画も投稿されている。(ただし、このダチョウが動物園から逃げ出したのかは、確認されていない)

 

州都の施設にも被害

 

ナイジェリアの大統領府によれば、この災害により州都・Maiduguriの郵便局や医学実習生のための教育病院など、他の施設にも影響が出たという。

 

その上で大統領府は、国民に対し、最も被害の大きかった地域から避難するよう呼び掛けた。

 

ナイジェリア北東部の洪水では先月、少なくとも49人が死亡し、2022年の洪水では600人以上が死亡している。

 

またナイジェリア北部のボルノ州では、イスラム過激派「ボコ・ハラム」との闘いが15年に渡って続いており、多くの住民が殺害され、避難を余儀なくされているという。(了)

 

出典元:The Guardian:Crocodiles and snakes ‘washed into communities’ as flood hits Nigerian zoo(9/10)

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