イタリアの空港で、男性が自ら旅客機のエンジンに飛び込み、自殺

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イタリアの空港で先日、男性が旅客機のエンジンに飛び込み、自殺した。
男性が空港の滑走路に侵入
その男性とは、イタリア人のアンドレア・ルッソさん(35)だ。
彼は7月8日、車でミラノ・ベルガモ空港のターミナルに侵入。車を乗り捨てた後、無許可で空港内を走り抜けたという。
その際、国境警備隊員2人が制止しようとし、一度はルッソさんを捕まえるも、再び彼は逃げ出したそうだ。
そしてルッソさんは、離陸の準備をしていた「ボロテア航空」のエアバスA319(V73511便)に向かって走り、ジェットエンジンに飛び込み、自殺した。
エンジンに飛び込む映像はSNSでも拡散されており、そこにはルッソさんの体の一部が地面に投げ出される様子が映っていた。(映像はあまりにショッキングなため、リンクのみとする)
過去に「薬物問題」を抱えていたが…
警察によれば、建築関連の仕事をしていたルッソさんには過去に「薬物問題」があったものの、「人生を立て直す」ために療養していたという。
そのため自殺の動機については現在も調査が進められ、空港や航空業界との関連について捜査が行われているそうだ。
「ボロテア航空」は声明を発表し、「乗客でも空港職員でもない人物が滑走路に侵入した」とし、男性が亡くなったことについて、「関係者に哀悼の意を表します」と述べた。
また搭乗していた乗客154名と乗務員6名は全員無事で、乗客は速やかに降機。その後、乗客と乗務員の両方に、心理的サポートも提供されたという。(了)
出典元:METRO:Last moments of man who ran towards plane and died after falling into jet engine(7/11)