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MLBの2人のピッチャーが不正な野球賭博に関与、投球内容を操作か?

MLBの2人のピッチャーが不正な野球賭博に関与、投球内容を操作か?
X_New York Post

アメリカで、MLBのピッチャーらが、不正な野球賭博に関与した容疑で起訴された。

 

「クリーブランド・ガーディアンズ」の2人の投手

 

そのピッチャーとは、「クリーブランド・ガーディアンズ」のルイス・レアンドロ・オルティス選手と、エマニュエル・クラセ選手だ。

 

連邦検察官とFBIは11月9日、起訴状において、メジャーリーグの投手2人がスポーツ賭博者と共謀し、投球内容を操作して賭博者が利益を得られるようにした疑いがあると発表した。

 

オルティス選手は11月9日、マサチューセッツ州のボストンにあるローガン空港で逮捕され、クラセ選手は9日の午後の時点では、まだ拘束されていない。

 

わざと「ボール」にするような投球

 

起訴状によると、投手らは2023年からスポーツ賭博者と共謀し、MLBの試合で投球する特定の球種について賭けを始めたという。

 

そして賭けをする人は、選手からの情報を利用し、数十万ドル相当のプロップベットを行ったと考えられている。

 

プロップベットとは、試合の勝敗ではなく、チームや特定の選手のパフォーマンスを賭ける方法のこと。

 

賭博者はクラセ選手と事前に情報を共有し、時にはMLBの試合中に、クラセ選手の球速や球種に賭けていたそうだ。

 

捜査官によると、クラセ被告はしばしば不正投球を行っており、特定の球を確実に「ボール」と判定されるようにするため、ストライクゾーンから大きく外れ、地面につくような投球を多く行っていたという。

 

そしてクラセ被告は不正投球によって、共謀者である賭け手に少なくとも40万ドル(約6000万円)を勝たせ、その見返りとして、賄賂とキックバックを受け取っていたと考えられている。

 

オルティス被告は2025年に参加

 

一方、オルティス被告は2025年にこの計画に参加し、2025年6月15日のMLBの試合前、賄賂とキックバックと引き換えに、2試合で「ストライク」の代わりに、「ボール」の球を投げることに事前に同意していたという。

 

賭博参加者らは、不正な投球をしたオルティス被告に5000ドル(約77万円)の賄賂を、不正な投球を指示したクラセ被告にも5000ドルの賄賂を支払うことに同意したそうだ。

 

「クリーブランド・ガーディアンズ」は9日の声明で、「チームは最近の法執行機関の行動を認識している」とし、「捜査が続く限り、法執行機関とメジャーリーグの両方に全面的に協力していく」と述べた。(了)

 

出典元:ABC News:Cleveland Guardians pitchers indicted in connection to sports gambling investigation(11/10)

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