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メキシコ軍が麻薬組織のボスを殺害、残りのメンバーが報復し、町が混乱

メキシコ軍が麻薬組織のボスを殺害、残りのメンバーが報復し、町が混乱
X_Reuters

メキシコ中西部で麻薬組織のボスが軍によって殺害された後、町では放火や暴力が続いたという。

 

「エル・メンチョ」の小屋を襲撃

 

メキシコ軍は2月22日、麻薬組織「Jalisco New Generation Cartel (CJNG)」のボスである「エル・メンチョ(本名:ネメシオ・ルベン・オセゲラ・セルバンテス)」(59)を殺害した。

 

メキシコの国防省によれば、その日、メキシコ中西部・ハリスコ州の州都、グアダラハラの南西約約130kmに位置する森林地帯の小屋を襲撃し、「エル・メンチョ」を捕えようとしたという。

 

その際、「エル・メンチョ」のボディーガードが、小屋を包囲していた軍に向けて発砲。またこの銃撃により、付近を飛行していた軍のヘリコプターが、緊急着陸を余儀なくされたそうだ。

 

その後、「エル・メンチョ」は小屋から脱出し、森の中を逃走。しかし軍の攻撃により、負傷し、最終的に捕らえられたという。

 

そして治療のために、首都のメキシコシティへ搬送される途中で、「エル・メンチョ」は死亡した。

 

この銃撃戦で、「エル・メンチョ」以外にも、彼の部下7人が死亡。メキシコ軍の兵士2人も負傷し、麻薬組織のライフルやロケットランチャーなどが押収されたという。

 

麻薬組織が車両に放火、治安部隊を襲撃

 

しかしその後、麻薬組織は報復として、ハリスコ州とミチョアカン州を中心に主要道路100本近くを封鎖。車両に放火し、治安部隊にも襲いかかったという。

 

これらの麻薬組織は、大規模な摘発があった場合、迅速に連携し、最大限の騒ぎを起こす計画を立てていたそうだ。

 

そのため、ハリスコ州知事は州民800万人に対し、自宅待機を要請。公共交通機関も停止させたという。下はハリスコ州にあるグアダラハラ国際空港の様子。この時、「CJNG」のメンバーが空港に押し寄せたといわれている。

 

 

メキシコの治安大臣は、これらの衝突で国家警備隊員25人が死亡し、14人が負傷した他、麻薬組織のメンバー34人と市民1人が死亡したと明らかにした。

 

さらに全国で70人が逮捕され、メキシコ政府は2月23日には、これらの封鎖をすべて解除したと報告したという。

 

ただしミチョアカン州では依然として車両が炎上したという報告があり、多くの州では予防措置として学校が閉鎖されたままとなっている。

 

今回のメキシコ軍の作戦は、アメリカの情報機関の支援を受けて行われたという。(了)

 

出典元:The Guardiian:Mexican drug cartel boss ‘El Mencho’ tracked through romantic partner(2/23)

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