仏TV局、大晦日にくつろぐカルロス・ゴーン被告の写真を公開
日本から出国した日産自動車の元会長であるカルロス・ゴーン被告。彼の逃亡後の写真を、フランスのテレビ局が公開した。
仏のテレビ局が番組内で紹介
ゴーン被告は昨年末、秘密裏に日本を出国。その後、トルコを経由してプライベートジェットでレバノンに入国したとみられている。
そのゴーン被告の写真を、フランスのテレビ局「 TF1」がニュース番組内で紹介。ニュース映像と共にツイッターにも投稿した。
そこにはキャロル夫人や友人(または子供か)などに囲まれ、新年を祝うために赤ワインの入ったグラスを前に、くつろぐ様子が映っていた。
この写真は大晦日に、首都ベイルートにある彼の自宅のマンション内部で撮影されたと見られている。
EXCLUSIF #TF1 – Affaire Carlos #Ghosn : la photo du réveillon en famille de l'ex-patron en fuite au Liban ⤵. pic.twitter.com/DqShX51RY9
— TF1LeJT (@TF1LeJT) January 2, 2020
トルコ警察はパイロットを含む7人を拘束
トルコの警察はゴーン被告の逃亡に関与したとみられる、飛行機のパイロット4人を含む7人を拘束。そのうちの2人は、地上クルーと見られている。
またNHKによれば、拘束された人の中には民間航空会社の幹部1人も含まれ、トルコ警察は元会長の出国に関わったかどうか捜査しているという。
レバノン政府はインターポール(国際刑事警察機構)からの国際逮捕手配書を受け取ったことを認めているが、まだそれに従うかどうかは明らかになっていない。
ただフランス政府の閣僚は、ゴーン被告が入国しても、送還されないと述べているとか。
ゴーン被告は来週の水曜日(1月8日)には記者会見を開き、これまでの経緯などを語る予定だという。(了)