米の「イエローストーン」で熱水泉に入った犬を救おうとし、女性が全身に火傷
アメリカにある国立公園内で、女性が高温の泉の中に入って、大火傷を負う事故が起きた。
父親に救い出される
その事故が起きたのは10月4日、場所はアイダホ州やモンタナ州などに広がる「イエローストーン国立公園」とされている。
当時、公園を訪れていた20歳の女性は、飼っていた犬が熱水泉に入ってしまったため、自分も入って救おうとしたという。
しかし結局、犬は死んでしまい、女性も一緒に来ていた父親に熱水泉から救い出されたそうだ。
その後、女性は病院へ運ばれたが、体の広範囲に、特に両肩と両足の間に大きな火傷を負ったと言われている。
水温が93℃もある熱水泉
「アメリカ国立公園サービス」の声明によれば、女性は公園内で車から降りた時、自分の犬が走って行ったので追いかけたという。
犬は「メイデンズ・グレイブ・スプリング」と呼ばれる熱水泉に入ったため、女性も救おうとしてその中に入って行ったそうだ。
しかし「メイデンズ・グレイブ・スプリング」の水温は93℃もあると言われ、その後女性は父親に救出され、アイダホ州の医療センターへ救急搬送された。
女性の姉は現在、高額の医療費を賄うため「Gofundme」のページを作り、寄付を募っている。それによれば女性は8秒間だけしか熱水泉に入っていなかったが、体のほとんどに重度2の火傷を負ったという。
公園管理者は、熱水エリアでは注意して遊歩道やトレイルを歩き、ペットを常に物理的に管理するよう繰り返し警告している。また熱水エリアでは、ペットを連れ込むことを禁止しているそうだ。(了)
出典元:BBC:Woman burned trying to save dog in US national park(10/7)