ロシアのラクダが顔を殴られて凶暴化、男性を引きずり回して殺す
ロシアのレクリエーション·センターで、ラクダが警備員の男性を殺してしまうという事件が起こった。襲われた男性がラクダに引きずりまわされ、最後には動かなくなってしまう様子が、監視カメラに捉えられている。
顔を殴られたラクダ
事件が起こったのはロシア·シベリア連邦管区オムスク市にあるベリョースカ·レクリエーション·センター。現地メディアによれば、警備員のユーリィさん(51)がそのラクダの顔を殴ったところ、ラクダは「そのような扱いを快く思わず」、怒ってユーリィさんを襲ったとのこと。ユーリィさんが殴ったのは、ラクダを別の場所に移動させようとしてのことらしい。
監視カメラの映像は海外メディアで取り上げられ、SNSでも拡散されている。(下にあるのはツイッターに投稿されたもの。センシティブな場面が映っているので閲覧注意)
冒頭に映っているのは、1頭のフタコブラクダに近づいて手綱を掴む警備員の姿だ。警備員は手綱を引くが、ラクダが従わないので、ラクダの顔を拳で一発殴る。さらに手綱を引くと、ラクダは不意に彼の腕に噛みつき、そのまま彼の体を引きずり回す。
A camel bit and trampled to death a watchman at a hunting base. Russia.
On January 21, a 51-year-old man was taken to the hospital. Doctors found that the patient had polytrauma and severe open craniocerebral trauma. The victim died in intensive care pic.twitter.com/vkEPPdRWxD
— DewastacjaTicTok (@krus_vs_insta) February 1, 2023
おとなしい性格のはずが
雪の上で血を流し動かなくなった男性は救急搬送されたが、頭部と身体に外傷を追っており、病院に到着後まもなく死亡したと報じられている。
このラクダの名前は「Vasya」。メディアによれば、性格は穏やかで、レクリエーション·センターで開催される子供のキャンプなどでは、参加した子供たちの人気を集めていたとのこと。
地元の人たちからは、ラクダを殴った警備員を非難する声が上がっているようだ。現地のニュースメディアには、「この男はラクダを殴った代償を、自分の命で払ったんだ」という意見が紹介されている。
警察当局はこのラクダが合法的に飼われていたかどうかを調査する一方、今後このようなことが起こらないように、殺処分を決定した。(了)
出典元:New York Post:Enraged camel turns on taunting man, tramples him to death in shocking video(2/2)