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パリのエッフェル塔の前に大きなアート作品が登場、その長さなんと600m以上

パリのエッフェル塔の前に大きなアート作品が登場、その長さなんと600m以上
Instagram/saype_artiste

フランスのエッフェル塔の前にある公園に、非常に長いアート作品が描かれ、注目を集めている。

 

移民を救助している慈善団体を称える

 

その作品の名前は「Beyond Walls(壁を越えて)」。フランス人アーティストのSaype(本名:Guillaume Legros)さんによるものだという。

 

この作品が描かれたのは、エッフェル塔の前にある「シャン・ド・マルス公園」。長さは600m以上にも及び、人々が互いの腕をしっかり掴んでいる様子が描写されている。

 

このアートは、溺れるリスクを顧みず、地中海を渡ってくる移民たちを救助し続けている慈善団体「SOS Méditerranée」の活動を称えるために作られたそうだ。

 

そして作品は6月15日に公開され、パリのAnne Hidalgo市長も出席して、セレモニーが開かれたという。

 

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Paris 2019, beyond walls project by Saype. 15.000m2, biodegradable paint on grass. Very proud and honoured to launch my international project in such an iconic location. In a polarised world, I wanted to create an optimistic and caring message for us all: the biggest human chain ever made. I would like to thank all the people that made this project possible: the Mayor of Paris for her support, SOS MEDITERRANEE for their daily work, MTArt Agency for their assistance as well as BCorp and Graco for providing my equipment. "May my work contribute to the construction of a fairer world" Saype 📷@vflpix #saype #beyondwalls #landart #contemporaryart #eiffeltower #toureiffel #sosmediterranee #mtart #bcorp #graco #streetart #champdemars #biodegradablepaint #paris #france #theguardian

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自然に分解されるスプレーで描く

 

アーティストのSaypeさんは、自然に分解(生分解)されていく特殊なスプレーを使い、これまでも公園や自然の山肌などに、作品を描いていきたそうだ。

 

それらの作品は数日間姿を現し続けるが、その後は土壌などに吸収され、消えていくという。

 

 

国連によれば昨年は、地中海を渡ってくる移民が平均で、毎日6人死亡している計算になるという。

 

そのような状況の中で、Saypeさんは目に見えない国境の壁を越えて、人々が繋がる姿を描き、団結を訴えている。

 

彼はこの作品を3年かけて世界中の20都市で描く予定で、今回はそのプロジェクトの最初のものになるそうだ。(了)

 

 

出典元:BBC:Beyond Walls: Huge biodegradable artwork graces Paris park(6/15)

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