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オーストラリアで生命の危機に陥ったネコ、ワンコの血を輸血して救われる

オーストラリアで生命の危機に陥ったネコ、ワンコの血を輸血して救われる
Facebook/Blessed Cats

毒を食べて命の失われかけたネコが、ワンコの献血によって救われるという出来事が、オーストラリアで起きた。

 

選択肢は「犬の血液」しかなかった

 

そのネコとは南部ビクトリア州の街、Winchelseaに住む18カ月のオスの「Rex」。

 

ロシアン・ブルーの「Rex」はある日、毒が含まれたネズミ用のエサを食べてしまい、動物専門のU-Vet Werribee病院へ運ばれたという。

 

その時、「Rex」は内出血を起こしており、緊急に輸血が必要な状態だったそうだ。

 

しかしすぐにネコの血を提供してくれるドナーはおらず、もはや選択肢は病院にいたワンコ、グレイハウンドの「Alice」の血を使うしか残されていなかった。

 

https://twitter.com/letbirdsflyfree/status/1011949408819089409

後日、ネコの血を再び輸血される

 

そのため獣医はやむなく「Alice」の体から血液を採取。それを「Rex」へと輸血したという。

 

それから数日後、ネコの免疫システムが犬の血液を破壊してしまうため、「Rex」には同じ種であるネコの血を使い、再び輸血が行われたそうだ。

 

その結果、「Rex」の命は救われることに。飼い主のMeagan Mccartneyさんも、9NEWSの取材に対し「Rexは完璧なまでに元気になっています」と語っている。

 

必要とされている動物の献血

 

このようなことが可能だったとは意外だが、現在Werribee動物病院では緊急時に備えて、血液バンクに提供してくれるネコのドナーを求めているという。

 

献血できるネコの条件は、おとなしい気性で、年齢は1歳から5歳まで。体重が4kg以上あり、健康体で最新の予防接種を受けていることとしている。

 

そして1回の献血で、2匹の命を救うことができ、血液を必要としているどんな動物にも用意できるそうだ。(了)

 

出典元:9NEWS:Greyhound blood saves sick cat’s life(6/27)

出典元:MailOnline:Help meowt! Greyhound called Alice saves Rex the cat’s life by donating him blood after the moggy accidentally ate a fatal dose of rat poison(6/27)

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