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ガザ地区中部の病院付近にイスラエル軍が空爆、40人以上が死傷

ガザ地区中部の病院付近にイスラエル軍が空爆、40人以上が死傷
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イスラエル軍がガザ地区中部にある病院付近に攻撃を加え、多くのパレスチナ人が犠牲になっている。

 

病院に隣接する建物へ攻撃

 

ガザ地区の報道局によれば、イスラエル軍は1月10日、中部の町、ディル・エルバラにある「アル・アクサ殉教者病院」に隣接する建物を攻撃したという。

 

その建物は避難民のセンターとなっており、さまざまな家族が親戚と一緒に避難していたため、イスラエル軍の攻撃により40人以上が死傷したそうだ。

 

 

ガザ地区の報道局は、次のような声明を発表した。

 

「イスラエル占領軍が主張するように、ガザ地区に安全な場所がないことが裏付けられた。我々は、パレスチナ人民に対する現在進行中の占領による虐殺と犯罪を、最も強い言葉で非難し、民間人に対して行われている虐殺戦争を止めるよう全世界に呼びかける」

 

また国連事務次長(人道問題担当)のマーティン・グリフィス氏も、この病院への攻撃を非難、次のように述べた。

 

「本日早朝、ディル・エルバラのアル・アクサ殉教者病院の入り口付近にある住宅を、イスラエルが3発のミサイルで攻撃し、少なくとも40人のパレスチナ人が死傷した。病院への攻撃は、ガザの保健部門の破壊につながり、パレスチナ人の苦しみを増大させるだろう」

 

救急隊員4人と患者2名も死亡

 

またディル・エルバラでは、イスラエル軍が救急車を故意に標的にし、救命活動を行っていたパレスチナ赤新月社の救急隊員4人と2名の患者が殺されたという。

 

イスラエルの赤十字国際委員会は声明を発表し、次のように述べた。

 

「親しい同僚であるパレスチナ赤新月社(PRCS)の医療従事者たちが、ガザ地区のディル・エルバラで救命活動中に殺害されたと聞いて、私たちはショックを受けています。これは容認できない。医療従事者は、地域社会への支援を提供しており、彼らの命は決して失われるべきではありません。私たちは医療従事者に対する、あらゆる攻撃を非難します」

 

 

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長も、この攻撃に言及。「ガザ地区において、救急車を狙った攻撃により、医療従事者4人と患者2人が死亡したという、パレスチナ赤新月社の報告に愕然としている」と述べた。

 

また「医療や市民に対する暴力や攻撃は、終わりにしなければならない」と「X」に投稿した。

 

 

ガザ地区の保健当局の発表(1月10日)によれば、過去24時間でパレスチナ人147人が死亡、243人が負傷し、今までに死亡したパレスチナ人の合計は2万3357人、少なくとも5万9410人が負傷したという。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Deadly Israeli attacks in Deir el-Balah, Rafah(1/10)

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