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動物の世界にもLGBTが?オーストラリアでオス同士のペンギンカップルが話題に

動物の世界にもLGBTが?オーストラリアでオス同士のペンギンカップルが話題に
Pixabay ※画像はイメージです

同性愛やLGBTといえば、人間の世界の話かと思われる方も多いかもしれないが、それがそうではないようだ。

 

オーストラリアの水族館に暮らす2羽のオスのペンギンがカップルであることがわかり、注目を集めている。

 

数カ月前から恋仲に?

 

カップルであるとされる2羽のオスはジェンツーペンギンという種の中型のペンギンで、名前はSphenとMagic。

 

 

2羽が暮らすのは、オーストラリアのシドニー水族館(Sea Life Sydney Aquarium)だ。

 

SphenとMagicが恋仲にあることが疑われ始めたのは、数カ月前のこと。

 

この頃から2羽は一緒に泳ぎに行ったり、互いにおじぎをするのが確認されるようになる。

 

このような行為はただの“友人”関係にあるのではなく、お互いにそれ以上の関心を抱いていることを示すものであるという。

 

“恋仲”から“夫婦”にまで!

 

それだけではなく2羽の関係は、さらに“恋人”関係から“夫婦”にまでも発展しようとしている。

 

今やSphenとMagicは卵を2羽で孵化させようとしているというのだ。

 

今年の子育てシーズンに先立ち、SphenとMagicは巣を作るための小石を収集し始めたという。

 

このため水族館では2羽に子育てをする能力があるか否か判断するため、ダミーの卵を与えて様子を観察。

 

この結果、2羽がダミーの卵を十分に世話することができることが確認されたため、水族館側は卵を2つ持っていた他のペンギンカップルから一つ卵をもらい、2羽に与えたとのことだ。

 

カップルは本物の卵を与えられても十分に世話を行っており、卵の孵化を心待ちにしているように見られるという。

 

 

ちなみに野生のジェンツーペンギンは種の保存のため2つの卵を持つことがよく見受けられる一方、生き残ることができるのは大抵その中の一羽のみ。

 

そのためSphenとMagicに与えられた卵の生みの親となるカップルも、卵がなくなっていることにすら気付かなかったという。

 

案外多くみられるペンギンの世界における同性愛

 

しかしペンギンの世界において、同姓のカップルが誕生することは通常起こりうることなのだろうか。

 

ジェンツーペンギンのカップルの場合、ヒナが一たび孵化するとカップルは餌を探したりヒナを見守ったりといった子育てに対して双方が責任を持ち、交代で行う。

 

さらにジェンツーペンギンの場合、雌雄双方に飼育本能と狩猟本能が備わっているため、同姓同士のカップルであっても子育ては問題なく行えるとのことだ。

 

また2010年、南極地域に位置するケルゲレン諸島で行われた調査では、皇帝ペンギンのカップル53組のうち、なんと15組もが同姓のカップルだったとのことが伝えられている。

 

さらに同姓のペンギンカップルとしては、ニューヨークのセントラル・パーク動物園(Central Park Zoo)のRoyとSiloも知られるところ。

 

このカップルの場合は、Tangoと名付けられたメスを育てることに成功。2羽の関係自体も6年にわたって続いたという。

 

ただペンギンの同姓カップルの場合、このRoyとSiloのケースも含み、最終的にはどちらか一方が異性の相手に“乗り換え”ることもしばしば見られるとのこと。

 

それを考慮するとSphenとMagicの関係性もこの先どうなるかは不透明だ。

 

 

オス同士で愛を育む2羽のペンギン。彼らの卵が無事孵化しヒナが育つと共に、2羽の関係が長く続いていくことを期待したい。(了)

 

 

出典:Smithonian.com:Same-Sex Penguin Couple Take a Crack at Incubating an Egg(10/17)

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