2頭のジャイアントパンダが、年末までにアメリカへ到着【動画】
中国から2頭のジャイアントパンダが、アメリカの首都・ワシントンD.C.にある「スミソニアン国立動物園」に送られることになった。
2歳のオスとメスのつがい
その2頭のパンダとは、「バオ・リー(Bao Li)」と「チン・バオ(Qing Bao)」だ。
「バオ・リー」は2歳のオスで、名前は中国語で「宝物」と「元気」という意味。中国・四川省にある「ジャイアントパンダ保護研究センター(CCRCGP)」 で生まれたという。
そして「バオ・リー」の母親、「バオ・バオ」は 2013 年に「スミソニアン国立動物園・保護生物学研究所(NZCBI)で生まれたそうだ。
もう1頭の「チン・バオ」は2歳のメスで、名前の意味は「緑」や「宝物」となり、やはり「CCRCGP」で生まれたという。
スミソニアン国立動物園は5月29日、この2 頭が今年の年末までに、ワシントンD.C.に到着する予定であると発表した。
Meet Bao Li and Qing Bao, the 2-year-old pandas arriving soon at the National Zoo from China! 🐼https://t.co/DGqwxT5d61 pic.twitter.com/9VJf9hxgl5
— Good Morning America (@GMA) May 29, 2024
1972年に初めてアメリカに到着
CNNによれば、そもそもジャイアントパンダは、1972年に始まった「パンダ外交」の一環として、初めてスミソニアン国立動物園に到着したという。
しかし昨年11月、スミソニアン国立動物園で飼育されていた3頭のパンダの親子が中国に返還され、50年以上続いてきた同動物園でのパンダ飼育が終わりを迎えた。
そして多くのファンも落胆し、今後パンダが再び貸与されるか明らかになっていなかったそうだ。
しかし今回、再びスミソニアン国立動物園で飼育されることになり、同動物園のBrandie Smith氏も次のように喜んでいる。
「私たちの愛するパンダの家族の子孫を含む2頭を、ワシントンD.C.に迎えることにより、新たな繁殖と保護のパートナーシップの次の章が始められることを発表できて、嬉しく思っています」(了)
出典元:GMA:2 new giant pandas coming to the National Zoo from China(5/29)
出典元:CNN:米国立動物園のジャイアントパンダ、中国に返還 50年以上続いたパンダ外交の「休止」(2023/11/9)