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大都会のNY市で野生のコヨーテが増加、目撃情報が多く寄せられる

大都会のNY市で野生のコヨーテが増加、目撃情報が多く寄せられる
X_Brett Cohn

アメリカのニューヨーク市では最近、野生のコヨーテの目撃情報が増えており、多くの人々が心配しているという。

 

人々に冷静になるよう呼びかける

 

ニューヨーク市ブロンクス区の町、クレアモント・パーク周辺の住民は、夏の間にコヨーテの数が増えたと語っているという。

 

そして公園などを訪れる人の中には、自分やペットなどがコヨーテに襲われるのではないかと、心配している人もいるそうだ。

 

しかしニューヨーク市公園・レクリエーション局は、コヨーテは都市部を含め州全体でよく目撃されているとし、人々に冷静になるよう呼びかけ、「すべての野生動物と同様に、皆が距離を保ち、密接な接触を避けるよう勧めます」と述べている。

 

1930年代からニューヨーク市に生息

 

当局によれば、そもそもコヨーテは1930年代からニューヨーク市に生息しており、1990年代には、コヨーテの一部がブロンクス区に移住したという。

 

またコヨーテの若い世代の一部は、クイーンズ区などの他の行政区に広がり始めており、今年の4月には、マンハッタンのセントラルパークでもコヨーテが目撃されたそうだ。

 

 

もともとコヨーテは、アメリカ中西部の平原「グレートプレーンズ」や南西部に生息していたが、開発など人間の活動の影響や環境の変化により、アメリカ全土に広がり始めたという。

 

またニューヨーク州環境保全局は、コヨーテが人の近くに住むことにもうまく適応していると指摘。ウェブサイトでも「信じられないかもしれないが、人間の開発は、コヨーテにとって驚くほど良い生息地を作り出している」と述べている。(了)

 

出典元:The Guardian:Uptick in coyote sightings alarms New Yorkers as wildlife return to the Bronx(8/19)

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