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細長い頭に鋭い牙…タイの湿地帯でミステリアスな動物の死骸を発見

細長い頭に鋭い牙…タイの湿地帯でミステリアスな動物の死骸を発見
Asia Pacific Press

東南アジアのタイで、奇妙な動物の死骸が見つかり、その調査が行われた。

 

「エイリアンのようだった」

 

その動物の死骸が見つかったのは1月20日、場所はタイ南部に位置する町、ナコーン・シー・タマラート(Nakhon Si Thammarat)にある村とされている。

 

地元の住民が、川の近くの湿地帯に入ったところ、マングローブの根に引っかかった、奇妙な動物の死骸を発見したという。

 

その死骸は腐敗していたが、口には鋭い牙があり、頭は細長く、魚のような体をしていたそうだ。

 

カニ漁師のPinij Bansuwanさんは、次のように語っている。

 

「罠を仕掛けていた時、鋭い歯を持つ大きな生物を見ました。エイリアンのようでした。私はパニックになって逃げました。私はここで生まれ育ちましたが、川でこんなものは見たこともありません」

 

Asia Pacific Press
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専門家が調査を開始

 

Bansuwanさんはその後、この生物について近所の人に話し、人々が当局に通報。やがて、海洋沿岸天然資源局とタイ湾下流域海洋沿岸資源研究センターの専門家らが調査のため、村に到着したという。

 

専門家らはボートを使って森へ行き、川岸から泥の中を50m歩いて、その生物の死骸を発見したそうだ。

 

調査の結果、専門家らは、この生物がマイルカ科の「オキゴンドウ(false killer whale)」であると特定。その後、胃と頭の組織を含むサンプルを採取し、研究所で分析して仮説を確認した。

 

研究者の1人、Rattanaporn Phakphian氏によれば、これは「オキゴンドウ」の幼体で、体長が4m、性別は確認できないが、風と高潮で流され、マングローブの林に閉じ込められていた可能性があるという。

 

また病気になって流された可能性もあるが、腐敗が進んでいたため、死因は分からないと指摘している。

 

「オキゴンドウ」は「シャチモドキ」とも呼ばれ、イルカや小型のクジラ類を捕食するが、IUCNレッドリストでは準絶滅危惧種に指定されているそうだ。(了)

 

出典元:MailOnline:Terrified villagers discover mystery creature ‘that looks like an alien’ in Thai swamp(1/22)

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