Switch news

知っておきたい世界のニュース

コンクリートの中に落ちてしまったミミズク、保護され回復へ向かう

コンクリートの中に落ちてしまったミミズク、保護され回復へ向かう
X_ABC News

アメリカの建築現場で、コンクリートの中からミミズクが見つかり、その後保護された。

 

流し込んだコンクリートからミミズク

 

ユタ州南西部のリゾート建設現場で先日、作業員が増設中の地下駐車場にコンクリートを流し込み始めたところ、驚くべき出来事が起きたという。

 

なんとコンクリートの中から、アメリカワシミミズクが姿を現したそうだ。

 

当然、ミミズクの体はコンクリートにまみれていたため、作業員たちは駆けつけ、ホースで水をかけて救助。やがてリゾート会社の環境担当責任者がタオルでミミズクを包み、ユタ州の野生生物当局に通報したという。

 

数日かけてコンクリートを除去

 

このミミズクはコンクリトートのミキサーに落下し、巻き込まれたと考えられており、その後、保護施設の「ベスト・フレンズ・アニマル・サンクチュアリ」へ運ばれた。

 

そこではまず、ミミズクが呼吸できることを確認。その後、スタッフがピンセットを使いコンクリートを除去し、歯ブラシや食器用洗剤、そして指を使って、ミミズクの顔や胸、右翼に付着したコンクリートを数日かけて取り除き、きれいにしたという。

 

2週間後、フクロウは再び飛べるようになり、現在は鳥舎で回復を続けているそうだ。

 

しかし完全に回復するまでにはまだ時間がかかるらしく、来年の春か夏に、発見された場所の近くに放たれる予定となっている。(了)

 

出典元:ABC News:Owl partially covered in concrete is cleaned up and recovering after rescue in Utah(11/19)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top