コンクリートの中に落ちてしまったミミズク、保護され回復へ向かう

アメリカの建築現場で、コンクリートの中からミミズクが見つかり、その後保護された。
流し込んだコンクリートからミミズク
ユタ州南西部のリゾート建設現場で先日、作業員が増設中の地下駐車場にコンクリートを流し込み始めたところ、驚くべき出来事が起きたという。
なんとコンクリートの中から、アメリカワシミミズクが姿を現したそうだ。
当然、ミミズクの体はコンクリートにまみれていたため、作業員たちは駆けつけ、ホースで水をかけて救助。やがてリゾート会社の環境担当責任者がタオルでミミズクを包み、ユタ州の野生生物当局に通報したという。
An owl partially covered in concrete after falling into a concrete mixer has been cleaned up and is now on the mend after being rescued in Utah.https://t.co/TMHFTbF09f pic.twitter.com/DpbqCbnNu1
— ABC News (@ABC) November 20, 2025
数日かけてコンクリートを除去
このミミズクはコンクリトートのミキサーに落下し、巻き込まれたと考えられており、その後、保護施設の「ベスト・フレンズ・アニマル・サンクチュアリ」へ運ばれた。
そこではまず、ミミズクが呼吸できることを確認。その後、スタッフがピンセットを使いコンクリートを除去し、歯ブラシや食器用洗剤、そして指を使って、ミミズクの顔や胸、右翼に付着したコンクリートを数日かけて取り除き、きれいにしたという。
2週間後、フクロウは再び飛べるようになり、現在は鳥舎で回復を続けているそうだ。
しかし完全に回復するまでにはまだ時間がかかるらしく、来年の春か夏に、発見された場所の近くに放たれる予定となっている。(了)
出典元:ABC News:Owl partially covered in concrete is cleaned up and recovering after rescue in Utah(11/19)


























