ハイキングの途中でクマが出現、接近遭遇した家族が凍りつく【動画】
アメリカでハイキングをしていた家族が、野生のクマに遭遇する恐ろしい動画が、ネットで公開されている。
すぐ手前まで近寄ってくる
その動画が撮影されたのは10月6日、場所はワシントン州にあるレーニア山国立公園内の、Myrtle滝付近だという。
その日、Jasmine Bartleyさんは家族とハイキングをしていたが、突然背後から小さなクマが出現。10代のJasmineさんの弟(もしくは兄)の手前まで接近してきたという。
そして彼の匂いをかいで、食料がないと分かると道から外れ、丘を下っていったそうだ。
「息ができませんでした」
Jasmineさんによれば、当時彼女は背後で女性の喘ぐような声を聞き、振り向いた時には、弟から数メートルしか離れていない場所にクマがいたという。
またその場にいた人々は皆、安全のために丘を駆け上がっていったそうだ。Jasmineさんは当時の心境を次のように語っている。
「私は息ができませんでした。恐ろしかったです。私には何をすればいいのかも、わかりませんでした。こんな大きな野生動物を見るのは初めてだったので、ただ怯えていました。正直、腸がねじれるような思いでした」
自分を大きく見せ、走って逃げないこと
ワシントン州の魚類野生動物局のJeff Wickershamさんによれば、このような出来事は非常に珍しいという。
また彼はハイカーらに、もしクマと遭遇したら、彼らよりも自分を大きく見せるようにし、距離をとり、クマ避けスプレーなどを持ち、走らないようアドバイスしている。
実際、人間が走って逃げると、追いかけてくる動物もいるからだという。そして今回、家族が逃げずに、地面の上に立っていたことは、賢い選択だったと述べている。(了)
出典元:ABC News:Bear approaches hiker in Mount Rainier National Park(10/10)